丁字路にある謎の信号機と待避所 いったい何のために使う?
二段階右折用の信号機は、原付や軽車両だけのもの?
丁字路には二段階右折を禁止する標識が設置されていることもありますが、なぜ信号機が設置されているのでしょうか。また、標識の有無による違いは何なのでしょうか。
警察庁広報室に二段階右折用の信号機についてうかがいました。
──信号が必要とされる理由は何でしょうか。
特別な理由で設置されているわけではなく、原付専用と書かれた信号機であれば、単に原付が信号機を確認できないと、どのように動いたらいいか分からなくなってしまう事から、原付の方が見るために設置されています。
──原付専用と書かれていない場合や、軽車両専用と書かれている場合の扱いはどう異なりますか。
原付専用や軽車両専用という記載があれば原付や軽車両が従うべき信号機ですし、記載が何もない場合は、自転車、歩行者、自動車、トラックなど、皆が従うべき一般の信号機と同じ扱いとなっています。一般的な信号や丁字路にある信号機であっても従うべきものであることは変わりありません。
原付専用や、軽車両専用と書かれた信号が珍しいということです。
※ ※ ※
丁字路に設置されている不思議な信号機の正体は、二段階右折をするためのものであり、補助標識によっては、原付だけでなく、自転車やリアカーなどの軽車両も従う必要があり、ドライバーにとって無関係のものではありません。
また、二段階右折用の信号機が設置されている丁字路を通行される際は、前方の原付や軽車両が二段階右折をするために速度を落したり、待機所に停車している可能性があるため、十分に注意して走行してください。
【了】
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