日産・新型「“4人乗り”コンパクトカー」公開! 全長3.8mの「ちいさなボディ」&ロボット顔採用! 82馬力の5ドアモデル「ピクソ」欧州モデルどんなクルマ?
日産は欧州向けの新型小型BEV(バッテリー式電気自動車)「ピクソ」を公開しました。欧州向け日産車で初めてリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを採用しています。どのようなモデルなのでしょうか。
欧州の日産BEVをAセグメントまで広げる新型「ピクソ」
日産は2026年9月23日、欧州向けの新型小型BEV(バッテリー式電気自動車)「ピクソ(PIXO)」を発表しました。
欧州における日産のBEVラインアップを、Aセグメントまで広げるモデルです。航続距離は欧州WLTPモードで最大259km(認証前の社内測定値)。欧州向けの日産車として初めて、リン酸鉄リチウムイオンバッテリー(LFP電池)を搭載しています。
ピクソは、日産の長期ビジョン「モビリティの知能化で、毎日を新たな体験に」を体現するモデルとして登場しました。スピードと柔軟性を高めた新しい車両開発アプローチを採用し、手頃な電動モビリティとして欧州の都市環境向けに開発されています。
ボディサイズは全長3796mm×全幅1790mm×全高1512mm、ホイールベースは2492mmです。オーバーハングはフロント741mm、リヤ563mmで、最低地上高は140mmとなっています。コンパクトなボディながら、大人4人まで快適に乗車できる室内空間を備えます。
デザインは、立方体から着想を得たプロポーションとクリーンな面構成が特徴です。灯火類はピクセルをモチーフとし、フロントバンパーには“ロボットの顔”をイメージした表情を採用。さらに、数字の“2”と“3”が日本語の“ニ”“サン”に通じることにちなむ“23”の隠しデザインも盛り込まれています。
荷室容量は通常時で356リッター(VDA方式)で、50リッターのケーブル収納スペースを含みます。後席を格納すれば1221リッター(同)まで拡大。後席には、それぞれ独立してスライドできるシートを採用しています。
パワートレインは、最高出力60kW(約82PS)のモーターと、容量27.5kWhのリン酸鉄リチウムイオンバッテリーの組み合わせです。充電は最大50kWの急速充電と最大11kWの普通充電に全車標準で対応し、急速充電ではバッテリー残量15%から80%までを約28分としています。電気製品への給電に使えるV2Lにも対応します。
先進運転支援技術としては、衝突被害低減ブレーキやレーンキープシステムに加え、アクセルペダルの操作だけで加減速を調整できる「e-Pedal」も搭載しています。
コネクテッド機能では、「MyNissan」アプリを通じて、ナビゲーションやリアルタイムのルート案内、充電管理、車両操作などを利用できます。インフォテインメントには「Google Gemini」に対応した「Google built-in」を採用。日産によると、GeminiはAセグメントで初の採用となり、導入時から16の言語・方言に対応し、自然な音声で操作できます。

開発にはルノーとのパートナーシップを活用しました。両社の知見と強みを合わせ、欧州のユーザーのニーズに応える都市型モデルとして仕上げられています。車両デザインは日産が担当し、生産はスロベニアにあるルノーのノボ・メスト工場で行います。
日産AMIEOマネジメントコミッティのマッシミリアーノ・メッシーナ議長は、これからのモビリティには、人々の生活に自然に溶け込むスマートさがより求められると説明。ピクソは欧州の都市に住むユーザーのために特別に開発されたモデルで、シンプルでスマートながら、BEVに必要な機能を備えているとしました。
さらに同氏は、燃料費の上昇にともなって電動車両のニーズが高まっていると指摘。BEVラインアップの拡大に加え、燃費性能に優れたe-POWERハイブリッドモデルも用意し、利便性を損なうことなくランニングコストを抑えるソリューションを提供していくと述べています。
日産は、ピクソの価格や仕様の詳細、予約受注に関する情報を2026年12月以降に発表するとしています。納車は2027年初頭から開始する予定です。
Writer: くるまのニュース編集部
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