日産「“新型”フェアレディZ」登場! 420馬力ツインターボ&待望の「専用6速MT」搭載した最高峰モデル「NISMO」がスゴイ! 新車573万円の「標準モデル」と何が違う? 本格FRスポーツカー徹底比較!
日産は2026年8月27日、「フェアレディZ」と「フェアレディZ NISMO」のマイナーチェンジをおこない、同日に発売しました。今回は、最安モデルとなる標準の「フェアレディZ」と、専用チューニングが施された最高額モデル「フェアレディZ NISMO」の違いを比較します。
最安「標準モデル」と最高峰「NISMO」で何が変わる?
2026年8月27日、日産は「フェアレディZ」および「フェアレディZ NISMO」のマイナーチェンジをおこない、同日より発売しました。
フェアレディZは、1969年の初代誕生以来、ロングノーズ・ショートデッキの美しいスタイリングと操る楽しさで、世界中のファンを魅了し続けてきた本格スポーツカーです。
現行の「RZ34型」2022年に登場した7代目で、歴代モデルへのオマージュを感じさせる造形を随所に取り入れながら、現代の空力性能や走行技術を高度に融合させています。
現在のラインナップは、基準車の「フェアレディZ」をはじめ、6速MT専用の「Version S」、9速AT専用の「Version T」、装備を充実させた上級仕様「Version ST」に加え、2023年に追加設定された最高峰モデル「フェアレディZ NISMO」の全5グレードで展開されています。
今回おこなわれたマイナーチェンジでは、フロントバンパーが新設計されたほか、初代(S30型)から4代目(Z32型)まで採用されていたフロントの「Z」エンブレムが復活しました。
あわせて、初代に着想を得た新色「雲龍グリーン」が追加されたほか、12.3インチカラーディスプレイの起動時には歴代モデルのシルエットが現れるオープニングムービーが採用されています。
走行面では一部グレードのショックアブソーバーが変更されたほか、「フェアレディZ NISMO」には従来の9速ATに加え、待望の専用ショートストローク6速MTが追加設定されました。
さらに両モデル共通の変更点として、Qi2規格対応ワイヤレス充電器が採用されたほか、強い横Gが発生するコーナリング時の燃料供給を安定させるチャンバーが燃料タンク内に追加されています。

今回は、ラインナップのなかから、最安の基準車「フェアレディZ」と、走行性能を極限まで高めた最高額モデル「フェアレディZ NISMO」の違いを見ていきます。
ボディサイズは、標準モデルが全長4410mm×全幅1845mm×全高1315mmに対し、NISMOは専用フェンダーモールの装着により全幅が25mm広い1870mmとなります(ホイールベースは共通の2550mm)。
エクステリアでは、標準モデルが前後とも245/45R18タイヤと18インチアルミホイールを装着し、シンプルかつ洗練されたスポーツスタイルを表現しています。
いっぽう、NISMOは専用デザインの前後バンパーやリアスポイラーなどを採用。足元にはNISMO専用レイズ製19インチアルミ鍛造ホイールを備え、フロント255/40R19、リア285/35R19の前後異径タイヤを装着して迫力を増しています。
インテリアにおいては、標準モデルがファブリックシートと本革巻ステアリングを採用し、スポーツカーとして必要な機能をスッキリとまとめた仕様となっています。
対するNISMOは、身体をしっかり支える専用チューニングのRECARO製スポーツシートを標準装備。ステアリングには本革とアルカンターラ(スエード調人工皮革)を組み合わせ、専用メーターなども備わるレーシーな仕立てです。
安全面では、前方の車両や歩行者を検知して衝突回避を支援する「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」や、ペダルの踏み間違いによる急発進を防ぐ「踏み間違い衝突防止アシスト」、後側方の接近車両を警告する「BSW(後側方車両検知警報)」などを両モデルに標準装備しています。
パワートレインは、両モデルとも3.0リッターV型6気筒ツインターボエンジンを搭載し、後輪を駆動します(トランスミッションはそれぞれ6速MTと9速ATを設定)。
標準モデルが最高出力405馬力・最大トルク475Nmを発揮するのに対し、専用チューニングが施されたNISMOは最高出力420馬力・最大トルク520Nmへとパワーアップされています。
さらにNISMOでは出力を高めるだけでなく、専用サスペンションや前輪の2ピースドリルドローター、低フリクションのステアリングラックなどを採用し、操作に対する応答性が極限まで磨き上げられています。
燃費性能(WLTCモード)は、標準モデルが9.5km/L(6速MT)〜10.2km/L(9速AT)、NISMOが9.0km/L(6速MT)〜9.2km/L(9速AT)をマークします。
車両価格(消費税込)は、標準モデルが573万7600円、NISMOが975万2600円です(いずれもMT・AT共通価格)。
歴代モデルの伝統的なスタイルと405馬力の走りをシンプルに楽しめる標準モデルに対し、NISMOはエンジンから足回り、ブレーキに至るまで専用チューニングが施されており、用途や求める走行性能に応じた選択が可能です。
Writer: 青木一真
埼玉県生まれ。宅配ドライバーを経験した後に、車中泊関連の記事執筆を開始。現在はフリーライターとして、車メディアに従事している。自動車は輸入車、スポーツカー、SUV、ミニバン、軽自動車の所有を経験。月間3000kmほどを走行している。













































