“次期”「シルビア」!? 日産「“2人乗り”小さなスポーツカー」がスゴイ! 低く伸びやかな「ロングノーズ」&「流麗クーペライン」実現! 後輪駆動×0-100km/h「5秒以下」の俊敏マシン「エスフロー」に大注目!
日産が以前に公開した「ESFLOW(エスフロー)」は、“次期シルビア”の姿を重ねるファンもいるスポーツカーのコンセプトモデルです。どのようなクルマなのでしょうか。
日産「“2人乗り”小さなスポーツカー」がスゴイ!
全長3780mmのコンパクトなボディに、低く伸びやかなロングノーズ。日産が2011年に公開したコンセプトカー「ESFLOW(エスフロー)」は、「リーフ」で培った技術を用いて開発されたBEV(バッテリー式電気自動車)のスポーツカーです。
2基のモーターで左右の後輪をそれぞれ独立して駆動し、0-100km/h加速は5秒以下とされています。
日産には2002年に生産を終えた「シルビア」があり、ファンの間ではエスフローの姿に“次期シルビア”を重ねる向きも少なくありません。
エスフローは2011年3月の「ジュネーブモーターショー」でワールドプレミアを飾り、同年の「第42回東京モーターショー」にも出展されました。
コンセプトは“電気自動車のスポーツカー”。環境に配慮すると何かを犠牲にしなければならないという誤解を払拭し、ドライバーの意のままに走るよろこびとゼロ・エミッション・モビリティの両立を表現したとされています。
既存車の内燃機関をモーターやインバーターに置き換えたクルマではなく、日産スポーツカーの伝統を継承しつつ、電気自動車としてゼロから企画・設計されたのが特徴。アルミ合金製のシャシーは、ドライブトレインに重きを置いて設計されています。

エスフローのボディサイズは全長3780mm×全幅1780mm×全高1245mm、ホイールベースは2470mm。全長は発表当時に販売されていた同社のベーシックな小型ハッチバック「マーチ」と同じコンパクトさで、乗車定員は2人です。
低く構えたロングノーズ・ショートデッキのスタイリングは、同社の「フェアレディZ」を思わせます。
ボディは炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製で、ロールケージを備えたシャシーを覆う構造。配色は氷河から着想を得たものです。ブルーのLEDが際立たせるヘッドランプの下には、充電ポートを格納しました。
サイドミラーの代わりに、Aピラーの根元には小型のリヤビューカメラを採用。6スポークの大径アルミホイールにはブルーカーボンのインサートが組み込まれ、同じ素材がサイドシルやルーフのリップスポイラー、リヤバンパー下部を飾ります。
エスフローはインテリアも軽量化を重視。シートを車体後部のバルクヘッドに組み込み、重いスチール製のシートフレームを不要にしました。
シートはボディ側に固定し、バイワイヤ技術でステアリングやペダル類を動かしてドライビングポジションを合わせます。
シート素材はゴールドのレザーと穴の空いたスエード、ドアトリムはダークブルーのレザーとスエードで仕立てられています。
放電の火花のようなブルーとゴールドのモチーフはダッシュボードにも用いられ、シルバーカーボンのトリムと4つの多機能液晶ディスプレイを装備しました。
パワートレインは、リーフに搭載される高性能モーター2基をミッドシップに配置し、左右の後輪を独立して駆動制御する構成。これにより優れた旋回性能とエネルギー回生性能が得られるとしています。
リーフに採用したものと同様のリチウムイオン電池はボディ内に分割して配置され、最適な重量配分を実現。車両の重心位置もドライバーの腰付近にくることで、“ドライバーの意のままに動く”走りを可能にしたとしています。
航続距離は1回の充電で240km以上(US LA4モード)です。
日産は、エスフローの想定オーナー像も描いていました。
IT関連の仕事に就く「ダニエル」は、金曜日の夜にコンパクトな車体で恋人の家へ。日曜日は山道のドライブを楽しみ、下り坂で回生した電力をバルセロナ近郊の道で使い、車庫で充電して新しい週に備えるというストーリーです。
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2011年の発表以降、エスフローの市販化に関する具体的なアナウンスはありません。
それでも登場から約15年を経た現在も、ネット上では「リアビューが特にかっこいい」「流麗なクーペラインが良い」など、デザインを評価する声が聞かれます。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。

























































