人気コンパクトカー ホンダ「フィット」 vs トヨタ「ヴィッツ」の室内空間、燃費から価格まで徹底比較
コストパフォーマンスでは「フィット」が有利も、ニーズに応えた「ヴィッツ」
まず、排気量を統一して最も安価なベーシックグレードで比較してみます。「フィット」の1.3リッター車「13G・F」で142万8840円(消費税込、以下同様)。ヴィッツは1リッター車の「1.3F」で148万1760円になります。基本的な装備に大きな差はないのですが、「フィット」は「スマートエントリー」を全グレードで標準装備していますが、「ヴィッツ 1.3F」ではオプション装備になりますので、お買い得なのは「フィット」となるでしょう。
次にハイブリッド車の最も安価なグレードでは、「フィット HYBRID」が169万9920円になり、「ヴィッツ HYBRID F」が181万9800円です。 この2車も大きく装備は変わらないので、やはり「フィット」に軍配が上がります。
最後にハイブリッド車で先進安全装備を標準装備した安価なグレードでは、「フィット HYBRID・L Honda SENSING」が207万9000円、「ヴィッツ HYBRID U」が207万6840円と同等の価格になります。「ヴィッツ HYBRID U」では「スマートエントリー」が標準装備になるので、装備も同等です。ただし、カタログ燃費では「フィット」が優位ということもあり、「フィット」にお買い得感があります。
総合的なコストパフォーマンスでは「フィット」が有利な状況ですが、「ヴィッツ」で最も安価な「1.0F“Mパッケージ”」の価格は118万1520円と、軽自動車並か、それ以下の価格なっています。一方で「フィット」の最安価は前出の「13G・F」で142万8840円ですから、ニーズに対して幅広く対応できているという点で「ヴィッツ」の方がユーザーにはありがたいのかもしれません。
※ ※ ※
上記のようにコンパクトクラスで購入比較対象となりやすい「フィット」と「ヴィッツ」ですが、安価なグレードでは先進安全装備などがオプション装備になります。ほかにもオプション品によって大きく購入金額が変わりますので、購入される際は必要な装備品の検討や、試乗してみたフィーリングなども含めて選択してはいかがでしょうか。
【了】