ホンダの高級ミニバン「オデッセイ」販売終了報道で問合せ“殺到”! 貴重な「箱型じゃないミニバン」に“駆け込み需要”も? 販売店には“長年のファン”からの悲しみの声も相次ぐ

ホンダのミニバン「オデッセイ」が販売終了すると一部で報道されました。その真意について、販売店に最新情報を聞いてみました。

在庫限りとなったホンダ「オデッセイ」。欲しい人は急ぐべし

 2025年11月に一部改良を行ったばかりのホンダの高級ミニバン「オデッセイ」。しかし、一部報道で2026年度内に販売を終了するとされています。
 
 実際どうなのか、首都圏のホンダディーラーに問い合わせてみました。

 いまから32年前の1994年10月20日、初代オデッセイがデビューしました。初代オデッセイは、「1BOXカーの広い空間とセダンの快適さや走行性能を合わせ持つ新しいコンセプト」を掲げたニューモデルとしてデビューしました。

 多人数での快適な移動空間づくりに、ホンダが積み重ねてきた高性能セダンの技術を注ぎ込み、1BOXカーの持つ広い室内空間と、セダンならではの爽快な走りや快適な乗り心地、安全性能を高い水準で両立させたクルマです。

 そんなオデッセイは、ライフスタイルを大切にする層の幅広いニーズに応えるべく、当時ホンダが掲げた「クリエイティブ・ムーバー(生活創造車)」構想の第1弾モデルとして生まれた経緯があります。

 1994年当時、ミニバンはまだどちらかといえばマイナーな存在で、スバル「レガシィツーリングワゴン」を筆頭とするステーションワゴンが特に人気を集めていた時代です。

 しかしオデッセイが支持を広げるにつれて、「ミニバン」というカテゴリーそのものの快適性や室内空間の広さが評価されるようになり、結果として大ヒットモデルへと成長していきました。

 その後のモデルライフを振り返ってみると、1999年12月に2代目へフルモデルチェンジ、2003年10月には3代目、2008年10月に4代目、そして2013年10月に現行の5代目へと世代を重ねています。

 歴代のオデッセイはおおむね4〜5年ごとにフルモデルチェンジを行ってきましたが、現行の5代目はすでにデビューから12年が経過しているロングセラーです。

 この5代目は、オデッセイの国内モデルでは初となる両側スライドドアを採用したほか、3列すべての座席で広さと快適性を確保し、上質な室内空間と走行性能をかつてない高い次元で両立させる上級ミニバンとして開発されました。

 もっとも、2021年12月には歴代オデッセイの生産拠点であったホンダ狭山工場の閉鎖にともない、日本仕様の生産が終了し、27年に及んだ国内での歴史はいったん幕を閉じています。

 それから1年4ヶ月が経過した2023年4月、ホンダの公式サイトを通じてオデッセイの国内販売再開が発表されました。ただし、国内生産への復帰ではなく、中国現地で製造を続けていた広汽本田汽車からの輸入車という、ホンダにとって初めての方式での復活となり、現在に至っています。

「オデッセイ」販売終了へ
「オデッセイ」販売終了へ

 現行モデルのオデッセイのボディサイズは、全長4860mm×全幅1820mm×全高1695mm、ホイールベース2900mmで、歴代モデル同様に低重心プロポーションを特徴としています。

 パワートレインは最高出力145馬力の2リッター「i-VTECエンジン」に2モーターハイブリッドを組み合わせた「e:HEV」を採用。トランスミッションは電気式無段変速機(CVT)、駆動方式は2WD(FF)となっています。燃費はWLTCモードで19.9km/Lから20.0km/Lです。

 低重心プロポーションを保ちながらも、現行5代目からは子育て世代にとって重要な装備といえる左右パワースライドドアが標準装備となった点も注目すべきポイントです。

 先進安全運転支援システム「Honda SENSING」には、衝突軽減ブレーキ、踏み間違い衝突軽減システム、アダプティブクルーズコントロールといった主要機能が搭載されています。

 またオデッセイは、直近では2025年11月6日に一部改良を実施しています。この改良では、ユーザーから多くの要望が寄せられていたという2列目大型ロールサンシェードが全グレードに標準装備されました。

 また、日本初導入となる新色「ダイヤモンドダスト・パール(メーカーオプション/有償色)」が追加されています。

 オデッセイ現行販売モデルの車両本体価格は508万6400円から545万500円です(いずれも消費税込み)。

 ところが2026年6月、オデッセイが同年度内に販売を終了するとの報道が流れます。

 理由は販売不振で、2024年の販売台数はおよそ1万2000台、2025年に至っては約8000台と、トヨタ「アルファード」の月間販売台数に匹敵する水準にまで落ち込んでいたことを踏まえると、致し方ない判断だったのかもしれません。

 とはいえ、一部改良からわずか7か月というタイミングでの販売終了発表には、戸惑いや複雑な思いを抱いたユーザーも少なくなかったはずです。

 そうしたユーザーの反応について、8月下旬に首都圏のホンダディーラーに話を聞いてみました。

「オデッセイが販売終了という報道があって以降、一定のお問い合わせからご契約に結びつくケースが増えています。

『いかにも箱型のミニバンは苦手だけどスライドドアは欲しい』というお客様のニーズに応えたモデルだけに、何台ものオデッセイを乗り継いでこられた方も少なからずいらっしゃいます。

『多少高くてもオデッセイのパッケージが好きだから』ということでお選びいただいてきただけに残念です。

 現在は在庫限りのご案内となっております。最上級グレードの『e:HEVアブソルートEXブラックエディション』はまだご注文可能です」。

 他のホンダディーラーにも問い合わせてみました。

「いわゆる『駆け込み需要』が続いております。いっぽうで『今度が本当に最後だよね(また復活する可能性もあるの?)』といった厳しいご意見も頂戴します。

 我々としても、2026年で販売終了というアナウンスをお伝えすることしかできないのですが、ご検討中の方は早めに在庫をご確認のうえ、枠を押さえていただくことをおすすめいたします。

 ご納車までは3ヶ月ほどで、最上級グレードのe:HEVアブソルートEXブラックエディションのご注文が可能です」。

 やはり、いよいよ販売終了までカウントダウンとなってしまったオデッセイ。

 気になっている、迷っているとしたら、1度、ディーラーに在庫を確認することを強くおすすめします。

【画像】超カッコいい! これがホンダの高級ミニバン「オデッセイ」最終モデルです! 画像で見る(30枚以上)

【買取査定】ホンダ車が高く売れる!?(PR・外部リンク)

画像ギャラリー

Writer: 松村透

株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当。カーメディアの運営サポートや企画立案・ディレクションが得意分野。またオーナーインタビューをライフワークとし、人選から取材・撮影・原稿執筆・レタッチ・編集までを一手に担う。現在の愛車は、1970年式ポルシェ911S(プラレール号)と2022年式フォルクスワーゲン パサートヴァリアント。

この記事のクルマが気になったら

ホンダ オデッセイ
イメージ画像

中古車価格(税込)

68万円〜1,993万円

新車価格(税込)

509万円〜545万円

【中古車】がお得!? 新車不足で人気沸騰

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

【無料】最短3分で自動車保険を一括見積もり

【限定30台】毎月1万円台でフォレスターに乗れる!?(PR・外部リンク)

ホンダ オデッセイの中古車を探す

最新記事

全国のガソリン平均価格
2026/08/28時点最新
直近の平均価格
レギュラー
166.4 -0.4
ハイオク
177.5 -0.4
軽油
156.1 -0.4
情報提供元:株式会社ゴーゴーラボ
gogogsで詳細をみる

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー

お住まいの郵便番号にマッチする
査定サイトをご紹介します