国土交通省が“無料車検”を実施!? 日光の走り屋スポット「いろは坂」に集結の「爆音・シャコタン・ハミタイ国産スポーツカー」5台をその場で検挙! 「不正改造車取締り」実施
国土交通省 関東運輸局は、栃木県日光市の「日光いろは坂」で実施した特別街頭検査の内容を公表しました。5台の車両に整備命令書が交付されています。
いろは坂で「無料車検」 5台を検挙
国土交通省 関東運輸局は2026年8月24日、栃木運輸支局が栃木県日光市の「日光いろは坂」で実施した不正改造車に対する特別街頭検査(検問)の内容を公表しました。
14台中5台に整備命令書が交付されています。
クルマは公道を走行するにあたり、守らなければならない一定の安全・環境基準「保安基準(道路運送車両の保安基準)」が設けられています。
装置の取り外しや取り付け、改造などを行い、保安基準に適合しなくなったものは不正改造車といい、走行が禁止されています。
不正改造の例としては、マフラーなどを外したりして爆音状態となる「直管」や競技用マフラーの取り付け、最低地上高を下回る車高の「シャコタン」や「バネカット」、タイヤがフェンダーなどからはみ出た「ハミタイ」、車体幅を超える大きなウイングやスポイラーなどの取り付け、ウインドウに貼付して視界を妨げる「フルスモ」「ハチマキ」などがあります。
もちろん、すべての改造が保安基準に適合しないわけでなく、基準に適合する部品を正しく使えば問題ありませんが、不正改造となると爆音で迷惑をかけたり、他の交通に危険を与えるほか、立ち往生や交通事故を引き起こす可能性もあるため、固く禁じられています。
しかし、依然として一部の輩が不正改造を行った状態で公道を走行しており、中にはグループをなして公道で迷惑をかける連中もいます。これらの連中は、危険な走行と騒音をたてるだけにとどまらず、休憩施設や道の駅などに集結して騒ぎ、一般利用者が利用できなくなる事態に発展しています。
また不正改造はクルマだけにとどまらず、バイクも同様です。「暴走族(珍走団)」や「旧車會」と呼ばれる連中が、国道や県道などで、改造バイクに乗りながら空ぶかしや蛇行運転をしながら走行し、沿線住民に騒音と恐怖を与え、多大な迷惑を及ぼしています。

栃木県内では、日光いろは坂や中禅寺湖スカイライン、八方ヶ原などが、いわゆる「走り屋集結スポット」として知られており、タイムや技術を競うために不正改造したクルマで危険走行が行われている現状があります。
今回栃木運輸支局は、自動車技術総合機構や軽自動車検査協会、栃木県警と連携し、日光いろは坂で検問を行いました。
検問は2026年8月21日の22時から、翌日の2時にかけ、14台を検査したといいます。結果、5台で不正改造が見つかりました。
不正改造の内容は、騒音基準を満たさないマフラーの取付け(爆音マフラー)が5件、最低地上高不足(シャコタン)が3件、タイヤ・ホイールの突出(ハミタイ)が2件でした。
報道発表では検問の様子を写した写真が添付されており、車高を落とし、ボンネットを交換した白い国産スポーツカーや、黄色い国産スポーツカーなどが確認できます。
なお、関東運輸局の公式SNSでは報道発表と同様の投稿を行っており、保安基準に適合しているかどうかというチェックを抜き打ちで行ったためか、検問を「無料車検」と題しています。
これら5台の使用者には、道路運送車両法に基づき、その場で整備命令書が交付されています。
整備命令書とは、「15日以内に保安基準に適合するよう車両を修理せよ」という通告で、使用者はクルマを修理したうえで、最寄りの陸運局などに持っていき、直接の確認を受ける必要があります。































































