新車約400万円! トヨタ本気の「最上級セダン」に注目! クラウン超えの全長5.1m×後席重視の豪華装備! 700km以上走れる「bZ7」中国モデルとは!
トヨタが中国市場向けに開発した最上級バッテリーEV「bZ7」とはどのようなモデルなのでしょうか。
トヨタ本気の「最上級セダン」に注目!
中国のEV(電気自動車)市場では、地場メーカーの勢いが一段と強まってきています。価格競争の激化にとどまらず、先進的な技術や車内のデジタル体験といった分野でも現地企業が存在感を高めており、海外自動車メーカーにとっては厳しい市場環境が続いています。
そうした競争が加速するなかで登場し、大きな関心を集めているのがトヨタの新型バッテリーEVセダン「bZ7」です。BYDやNIO、Xiaomi、Luxeedといった中国現地の上位EVモデルと対等に渡り合うことを想定して開発された一台であり、発売直後から現地で話題となっています。
どのようなモデルなのでしょうか。
bZ7は、トヨタが現地市場を強く意識して開発したフラッグシップクラスのモデルです。開発プロセスには、広州汽車集団有限公司(GAC)、広州トヨタ自動車有限公司(GTMC)、そしてトヨタ(中国)有限公司のインテリジェント電気自動車研究開発センター(IEM by TOYOTA)が共同で参画。
中国のユーザーが求める性能や車内の快適性を詳細に分析したうえで、現地のニーズに合致させる形で企画・製造された経緯を持ちます。
なお、トヨタのBEVシリーズとしては「bZ4X」「bZ3」「bZ3X」「bZ5」に続くラインナップであり、その中でも最上位に位置づけられるラグジュアリーセダンという扱いになります。

ボディサイズは全長5130mm×全幅1965mm×全高1491mm-1506mmで、ホイールベースは3020mmです。全長は「クラウンセダン」の5030mmを上回る大きさですが、単にボディを大型化したわけではありません。
滑らかなボディラインにシャープなディテールを組み合わせることにより、落ち着いた高級感と現代的なデザインを高い次元で両立させています。そのため、大柄なセダンでありながら重厚になりすぎず、EVらしいすっきりとした先進的な雰囲気に仕上がっています。
パワートレインには、ファーウェイ(華為技術)が開発した「Huawei DriveONE」を採用。最高出力207kW(282馬力)、最大トルク320Nmのスペックを誇り、スムーズで十分な加速力を発揮します。
駆動用バッテリーにはLFP(リン酸鉄リチウム)電池を採用しており、容量は71.35kWhと88.13kWhの2種類が用意されています。
実用面で重要となる航続距離は、中国のCLTCモードにおいて71.35kWh仕様が600km、88.13kWh仕様が700kmに達します。さらに、エアサスペンションを装着したモデルでは航続距離が710kmまで伸びるため、長距離移動でも大きな安心感を得られます。
また、DC急速充電にも対応しており、バッテリー残量30%から80%までを約24分で完了できる点も、日々の利便性を高める要素となっています。
インテリアにおいては、これまでのトヨタ車とは一線を画すアプローチが採られ、室内には8.8インチのデジタルメーターと15.6インチの大型センターディスプレイが配置され、車両情報や各種操作を画面上で完結させる構成となっています。
これは近年の中国製スマートEVで広く見られるスタイルを踏襲したものであり、その車載システムとして「Huawei HarmonyOS Cockpit 5」が搭載されました。このシステムは単なるナビゲーションやメディア再生にとどまらず、高度な音声操作を中心としたスマートな移動空間を提供するものとして機能します。
特に音声認識の精度は非常に高く、連続した会話や複数の指示をはじめ、途中での割り込み発話やあいまいな表現にまでスムーズに対応することが可能。これにともない物理スイッチの数は最小限に抑えられ、音声とタッチ操作に集約されている点もbZ7の大きな特徴といえます。
さらに「スーパー・デスクトップ」機能を利用することで、5000種類以上のスマートフォンアプリを車内でシームレスに利用できるよう設計されています。このように、bZ7は単なる移動手段としてのクルマを超えて、ファーウェイのデジタルエコシステムと深く結びついた新たなモビリティとしての側面を併せ持っています。
快適装備に関しても、上級セダンに相応しい細やかな配慮が盛り込まれました。エントリーグレードから、高級レザーシートをはじめ前席シートヒーター、ベンチレーション機能、後席大型アームレストなどが標準で備わっています。加えて上位グレードでは、助手席にヒーターやベンチレーションだけでなく、マッサージ機能を備えたゼログラビティシートが導入されました。
加えて後席から助手席の位置を前後に移動できる「ボスボタン」も設置。後席の乗員を第一に考える中国市場特有の嗜好を汲み取った仕様となっています。
※ ※ ※
中国でのbZ7の価格は16万9800元(約400万円/2026年9月下旬時点のレート)から設定されています。全長5mを超えるフラッグシップセダンとしては、市場において競争力をもつ価格帯といえるでしょう。
Writer: くるまのニュース編集部
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