完成車198万円!! スペシャライズド勝利への執念 新型「Tarmac SL9」登場 “ゴールまでの速さ”を追求したフラッグシップロードバイク
アメリカのスポーツ自転車ブランド「SPECIALIZED(スペシャライズド)」が、フラッグシップロードバイク「S-Works Tarmac SL9」を発表しました。「Time To Finish(フィニッシュまでのタイム)」を開発テーマに、軽さ、空力性能、ハンドリングを高次元で融合し、実走で最も速く走ることを目指した最新レーシングバイクです。
フィニッシュまでのタイムを追求したブランド史上最速マシン
アメリカのスポーツ自転車ブランド「SPECIALIZED(スペシャライズド)」から、フラッグシップロードバイク「S-Works Tarmac SL9」が登場しました。
これまでのように軽さや空力性能だけを追うのではなく、「フィニッシュラインを通過までのタイムを最短にする」という明確な目標を掲げて開発されています。
その開発思想を象徴するのが、「Time To Finish(フィニッシュまでのタイム)」という考え方です。実際のレースコースやライダーの走行データを解析し、空力、重量、剛性、快適性、ハンドリングなど、あらゆる要素を総合的に最適化し、F1マシンの開発にも通じるシミュレーションを取り入れ、現実のレースで最速となるパフォーマンスを追求しています。
空力性能は前モデルより強化されました。ヘッドチューブをさらに薄型化した「スピードスニファー」、フロントタイヤ周辺の気流を整える「ドロップドダウンチューブ」、フォーク内部へ気流を導く「フローフォーク」など、新設計を各部へ投入しています。
さらに、ワールドツアーでの実戦データを基に開発された「Win Fin(ウィンフィン)」は、ボトルを1本だけ装着した状態での空力を最適化し、決定的な局面で0.5Wの抵抗削減を実現しました。
また、スペシャライズド独自の風洞施設「Win Tunnel(ウィントンネル)」では、第6世代となる“ペダリングするマネキン”を使用し、ライダーを含めた状態で空力を測定することで、実走に近いデータを反映しています。
これにより、バイク単体では見えなかった空気の流れまで解析し、実際に速いバイクづくりへ生かされています。
軽さも前モデルを凌ぎます。世界屈指の軽さを誇る姉妹モデル「Aethos」で培われたFlow State Designを採用し、フレーム重量は約687gを達成。最軽量仕様では完成車重量約6.5kgを実現しました。
一方で、剛性や快適性は従来と同等レベルを維持しており、長時間のレースでも高いパフォーマンスを発揮します。

新型シートポスト「S-Works Rapide Post」も同時発売されます。ペダリング時の気流まで考慮した断面形状により、空力性能を高めながら快適性も確保されました。
また、一体型の「Roval Rapide Cockpit」には360mm幅・12度フレアと、380mm幅・10度フレアの新サイズが追加され、ライダーの体格やポジションに合わせた選択肢が広がっています。
さらに、2026年ワールドツアーチーム仕様のチームレプリカフレームセットも数量限定で登場します。「レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ」、「SDワークス・プロタイム」、「FDJユナイテッド・スエズ」、「スーダル・クイックステップ」の4チームをモチーフにした特別カラーを展開しています。
単なるスペック競争ではなく、「レースで最も速く走る」という本質を追求したスペシャライズドの新たなフラッグシップモデルの価格(消費税10%込み)は198万円(完成車)です。
Writer: くるまのニュース編集部
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