トヨタ新型「“4WD”ミニバン」に注目! リッター“20km”超えの低燃費&12.3インチ大画面採用! 「ノア」“最上級モデル”「S-Z(E-Four)」とは

2026年5月、トヨタのミニバン「ノア」の一部改良モデルが発売されました。現行のラインナップにおいて、頂点に立つ最上級グレード「S-Z(E-Four)」はどのようなモデルなのでしょうか。

ミニバンの王道を継承する最上級グレード「S-Z」

 トヨタのミニバン「ノア」が2026年4月に一部改良を発表し、同年5月より発売されました。現行のラインナップで頂点に位置する最上級グレード「S-Z(E-Four)」には、どのような特徴が備わっているのでしょうか。

 ノアは2001年に初代が発売されたミドルサイズミニバンです。ちょうどよいサイズに乗り降りしやすいスライドドアと広く快適な室内空間など、ミニバンとしての実用性を磨き上げたモデルとして誕生し、ファミリー層を中心に広く支持されてきました。

 2007年に2代目、2014年に3代目へとフルモデルチェンジを重ね、現行の4代目は2022年に発売されています。

 実用性や使い勝手はそのままに、「TNGAプラットフォーム(GA-C)」を採用した高剛性・軽量ボディにより、車高の高さを感じさせない上質な乗り心地と優れた操縦安定性を実現しました。

 ボディサイズは全長4695mm×全幅1730mm×全高1895〜1925mm、ホイールベースは2850mmです。

 エクステリアは、「堂々・王道・アグレッシブ」をキーワードとしたデザインを採用しています。

 また、パワースライドドア装着車には、「からくり」を使って機械的にステップを展開・格納する「ユニバーサルステップ」を採用。

 さらに、バックドアを任意の位置で保持できる「フリーストップバックドア」を世界で初めて採用するなど、使い勝手の向上も図られています。

 2026年4月には一部改良が実施され、同年5月より発売されました。

 今回の改良では、エアロを装備しないグレードが廃止され、全車がエアロタイプとなりました。

 また全グレードでプロジェクター式LEDヘッドランプ(マニュアルレベリング機能付)+LEDターンランプ+LEDクリアランスランプを標準装備し、夜間走行時の視認性を向上。

 最上級の「S-Z」には、オートレベリング機能とデイライト機能を備えた上位仕様のLEDヘッドランプがメーカーオプションとして新たに設定されています。

 さらに、従来設定されていたガソリン車が廃止され、ラインナップは1.8リッター直列4気筒エンジンとフロントモーターを組み合わせたハイブリッド車(2WD/E-Four)へ一本化されています。

 4WD「E-Four」車には雪道など滑りやすい路面での走行安定性を高める「SNOW EXTRAモード」が標準設定されました。

 ボディカラーには「ニュートラルブラック」と「アーバンロック」の2色が新たに追加され、現在は新設のエアロタイプのエントリーグレード「S-X」、中級の「S-G」、S-Zの3グレード構成で展開されています。

質感高めたノア「S-Z(E-Four)」の仕様とは
質感高めたノア「S-Z(E-Four)」の仕様とは

 そのなかでも最上級グレードに位置付けられるのが「S-Z(E-Four)」です。

 タイヤ&ホイールには205/60R16タイヤと16×6Jアルミホイールを装着。エントリーグレードS-Xのスチールホイールに対し、アルミホイールを採用することで足元の質感も高められています。

 インテリアでは、S-GやS-Xとは異なり、シート表皮に合成皮革+ファブリックを採用し、上級グレードらしい質感を演出しています。

 さらに、インパネアッパーオーナメントやフロントドアアームレストには合成皮革巻き+ステッチを採用。

 今回の一部改良では、シート表皮の意匠変更に加え、メーターフードやインストルメントパネル、ドアトリムにもステッチ加飾が追加され、より上質な室内空間へと進化しました。

 計器盤には、今回の一部改良で12.3インチへと大型化されたTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイを標準装備。S-GとS-Xの7インチディスプレイよりも視認性が向上しています。

 オーディオシステムは10.5インチHDディスプレイを備えた「ディスプレイオーディオPlus」を標準装備し、12スピーカーシステムが組み合わされます。

 乗車定員は7名のみで他のグレードと異なり、8人乗りは設定されていません。セカンドシートには、ストレート超ロングスライドやリクライニング、両側アームレストを装備するキャプテンシートを採用している点は、他のグレードの7人乗りタイプと同様です。

 いっぽう、折りたたみ式大型サイドテーブルを採用しており、カップホルダー4個、充電用USB端子(Type-C)2個、エコバッグフック2個を備えるなど、最上級モデルらしく、後席の快適性にも配慮されています。

 安全装備では、全車標準装備の「トヨタセーフティセンス」に加え、S-Zではレーンチェンジアシストや渋滞時の操舵・加減速を支援する「アドバンスト ドライブ」など、「トヨタチームメイト」の各機能をメーカーオプションで選択できます。

 また、前後方ドライブレコーダーが唯一標準装備となっています。

 燃費はWLTCモードで21.8km/L。価格(消費税込)は430万9800円で、最も安価な「S-X 2WD」と比較すると、その差は104万円にも及びます。

 しかし、充実した快適装備や上質な内外装、高度な運転支援機能を備えるS-Zは、ノアの魅力を最も体感できる最上級グレードといえるでしょう。

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Writer: 本城庵

自動車分野を専門とするWebライター。軽オープンカー、輸入車、EV、バイクまで幅広い車種経験を活かした記事を執筆。運行管理者資格を保有し、交通事情や物流業界など専門性の高いテーマにも対応。

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新車価格(税込)

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