もはや「ヴォクシー」超え!? ダイハツ“高級ミニバン顔”「タントカスタム」がスゴい! 「黒×光」の押し出し感もハンパない「クロメキ」コンセプトに大注目
ダイハツが「東京オートサロン2026」で披露した「タントカスタム クロメキ」は、軽自動車の枠を超えた大迫力のフロントフェイスでミニバン顔負けの存在感を放ち、大きな注目を集めました。会場で人だかりが絶えなかった本モデルの詳細について紹介します。
もはや「高級ミニバン」超えの迫力!
ダイハツ「タント」は、初代モデルが2003年に登場しました。現在では軽乗用車人気の中心となっている「軽スーパーハイトワゴン」の出発点となったパイオニア的存在です。
広大な室内空間と、2代目から採用を続けるセンターピラーレスの後席スライドドア「ミラクルオープンドア」などの高い使い勝手を武器に、ファミリー層を中心に支持を拡大していきました。
2019年にフルモデルチェンジした現行のタントは4代目にあたります。当時新開発されたばかりのDNGAプラットフォームを初採用し、走行性能や静粛性、安全性能など、あらゆる面で進化を遂げました。
なかでも「タントカスタム」は、標準モデルとは一線を画す迫力のあるフロントマスクやエアロパーツを備え、内装の質感も高めた上級仕様。
2022年に実施されたマイナーチェンジでは、立体感を強調した新たなフロントデザインを採用し、迫力と質感をさらに高め、若年層からカスタム志向のユーザーまで幅広く支持され続けています。
そのタントカスタムをベースに、ダイハツが2026年1月開催の「東京オートサロン2026」で発表したコンセプトモデルが「タントカスタム クロメキ」です。
クロメキとは、「黒」と「光」をキーワードに、質感と存在感を極限まで高めたダイハツ独自のカスタマイズコンセプトを指すものです。

ブラック基調のボディカラーに、光るエンブレムやライン状のライティング演出を組み合わせることで、重厚感と先進性を両立。同時に発表されたコンセプトモデル「ムーヴ クロメキ」と共通の世界観で仕立てられており、会場では多くの来場者の視線を集めていました。
最大の見どころは、やはり圧倒的な存在感を放つフロントフェイスでしょう。
フロントグリルには、7本の硬質な角材が並ぶようなビレットデザインを採用し、バンパーサイドには縦長のLEDシグネチャーライトを配置。さらに左右のヘッドライトの間をつなぐLEDラインライトと、中央に配されたDAIHATSUエンブレムが、軽自動車とは思えない強烈な押し出し感を演出しています。
実車を見ても、もはやミドルクラスミニバンのトヨタ「ヴォクシー」などよりも存在感の強さがあるほどでした。
サイドビューやリアビューも抜かりはありません。
ドアミラーやリアガーニッシュは、フロントの世界観に合わせてトーンを統一した加飾が施されており、リアには、左右のテールランプ間を結ぶ2本のラインライトを配置し、こちらも現行型ヴォクシーに似たワイド感を演出しながら、後ろ姿にも強い印象を残します。
このように前後デザインで派手さを前面に押し出しながらも、安っぽさを感じさせない計算されたバランス感覚は、量産車メーカーならではの完成度といえます。
ボディカラーにはマット調ブラックを基調とした専用色を採用。光の当たり方によって表情が変わり、昼と夜で異なる雰囲気を楽しめるのも、クロメキならではの魅力です。
インテリアは市販モデルをベースとしつつ、黒を基調としたカラーコーディネートにパープルの差し色を巧みに組み合わせ、質感の高さを強調しています。過度な装飾に頼らず、エクステリアの迫力に負けない統一感ある世界観を構築している点も好印象です。
実際、会期中のダイハツブースでは常に人だかりができ、「このまま市販してほしい」といった声が多く聞かれました。
人気モデルであるタントカスタムだからこそ、クロメキのような強い個性の仕様が加われば、一定の支持が集める可能性は十分にあるでしょう。
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「所有する満足感」や「見せる個性」を強く意識した意欲作といえるタントカスタム クロメキ。
ダイハツの企画担当者も「大型のミニバンに負けない迫力を目指してデザインしました。好評の声も多く、市販化に向けて前向きに検討したい」と語っていました。
軽カスタムの新たな可能性を示す一台として、ムーヴ クロメキとあわせ、今後の動向に注目したいところです。
Writer: 吉川 賢一
日産自動車にて11年間、操縦安定性-乗り心地の性能開発を担当。スカイライン等のFR高級車の開発に従事。新型車や新技術の背景にあるストーリーや、作り手視点の面白さを伝えるため執筆中。趣味は10分の1スケールRCカーのレース参戦、クルマ模型収集、サウナなど


















