トヨタ「ランドクルーザー」のライバル!? 1000万円級のランドローバー高級SUV「ディフェンダー」が富裕層に選ばれるワケ
トヨタ「ランドクルーザー」は非常に人気が高く、入手困難な状況ですが、そんなランクルの代わりとして、ランドローバーの高級オフロードSUV「ディフェンダー」を選ぶ富裕層が増えているといいます。どのようなモデルなのでしょうか。
ランクルのライバルな「ディフェンダー」とは!
日本はもちろん世界的にも高い人気を誇るトヨタ「ランドクルーザー300(以下、ランクル)」。現在もモデルによっては長期間の納期を要する状況が続いており、一部では受注停止も継続しています。
こうしたなか、プレミアムクラスの本格SUVを検討する層の間で、ランクルに代わる有力な選択肢として注目を集めているのが、ランドローバー「ディフェンダー」です。
SUV・4×4専門メーカーであるランドローバーにおいて、オフロード性能を追求したモデルであり、同社初の量販車という長い歴史を持つ点など、どこかランクルと通じるストーリーを持っています。
現在のランドローバーは「レンジローバー」シリーズに代表される流麗でスリークなデザインが主流ですが、そのなかでディフェンダーが持つオフローダーらしい無骨なスタイリングは、日本のユーザーからも高く評価されています。
それでいて、優れた悪路走破性と快適性を両立する最新の電子制御デバイスを多数搭載しており、モダンなプレミアムSUVとしての地位を確立しています。

ディフェンダーのラインナップは、主にボディ形状によって3種類に分かれています。ショートホイールベースで3ドアの「90(ナインティ)」、5ドアで中核モデルの「110(ワンテン)」、そしてロングホイールベース版の「130(ワンサーティ)」がベースとなります。
さらに最新の追加モデルとして、110をベースに最高出力635PSのV型8気筒ツインターボエンジンを搭載した、最高峰のハイパフォーマンス仕様「OCTA(オクタ)」も展開されています。
価格(消費税込)は、主力となる110のエントリーモデルが899万円から、最上級のOCTAは2190万円からというプレミアムな価格帯です。ただし、ランクルの上級グレードもオプションや諸経費を含めると1000万円級となる現代において、このセグメントは予算面でも競合する関係にあるといえます。
ディフェンダーのサイズは、3ドア・ショートボディの90でも全長4510mm×全幅1955mm×全高1970mm、ホイールベースは2585mm(※いずれもカタログ値)と堂々たる体躯を誇ります。
パワートレインも多彩で、現在の主力である3リッター直列6気筒ディーゼルマイルドハイブリッドをはじめ、環境性能に優れた2リッター直列4気筒ガソリンターボベースのプラグインハイブリッド(PHEV)、そして最高峰のOCTAに搭載される4.4リッターV型8気筒ツインターボのマイルドハイブリッドまで幅広く用意されており、ユーザーの用途や好みに応じた選択が可能です。
ディフェンダーの本質である「卓越した悪路走破性」を支えているのが、数々の先進テクノロジーです。なかでも特筆すべきは、オプション設定されている電子制御式エアサスペンションの優秀性でしょう。
路面状況に合わせて自動で最大145mmもの車高アップを行う「エクステンドモード」などが用意されており、岩場や深い泥道といった過酷な条件下でも底擦りを防ぎます。
ほかにも最新の電子制御デバイスが高度に介入するため、特別なオフロード技術を持たないドライバーであっても、安全かつ確実に悪路を走破できる仕組みが整っています。この高いポテンシャルと実用的な安心感こそが、多くのファンを魅了している理由です。
現在、ディフェンダーのセールスは好調に推移しています。高級輸入車をメインに扱う都内の自動車販売店のオーナーに話を聞いてみました。
「以前は、このクラスの富裕層向けSUVといえばメルセデス・ベンツ『Gクラス』が定番でしたが、ここ数年でディフェンダーに注目する方が確実に増えています。
現行型から伝統的なラダーフレーム構造を排し、軽量なアルミニウム製モノコック構造を採用したことで、オンロード(舗装路)での快適性や高速安定性が大幅に向上したことが大きな要因でしょう。
本格的な悪路走破性を担保しつつ、日常の扱いやすさや安全性が高次元でバランスされています。さらに、市場での需要の高さからリセールバリュー(残価率)が安定している点も、合理的な選択を好むお客様に評価されている理由です」
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Gクラスやランクルとは異なる、独自のデザインアプローチと先進テクノロジーを持つディフェンダー。あらゆるシチュエーションを妥協なく走破できる実力とプレミアムな品格を兼ね備えた、現代を代表する万能な高級SUVといえます。
Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ
2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。

























