ラリージャパン5月開催の成果と課題 名古屋拡大で客層変化、母国・トヨタ上位独占の軌跡
WRC第7戦ラリージャパン2026が愛知・岐阜で開催されました。開催5年目を迎え、5月への日程変更や名古屋市へのエリア拡大など大会は新たなフェーズへ移行。太田実行委員長の話や現地取材から見えたイベント全体の進化と課題、そして母国での戦いとなったトヨタ陣営が上位を独占した競技を振り返ります。

ラリージャパン2026、トヨタ勢の戦いと軌跡
イベント全体の枠組みが拡大する中、競技面では母国での勝利を目指すトヨタ陣営(Toyota GAZOO Racing World Rally Team)が強さを見せました。
本格的な競技が始まった29日のデイ1は、前夜の雨により乾いた路面と濡れた路面が混在。この状況下でエルフィン・エバンス選手がSS2で首位に立つと、リードを広げて初日を終えます。
一方、勝田選手はSS1でのコースアウトによるパンクで総合6位へ後退。ヤリ-マティ・ラトバラチーム代表は、ホームラリーにおける重圧を指摘しつつ、ドライビングに集中するよう助言を送りました。
気温が30度を超えた30日のデイ2では順位が変動。エバンス選手を追っていたオリバー・ソルベルグ選手がSS10でデイリタイアとなり、セバスチャン・オジエ選手が2位、サミ・パヤリ選手が3位へ浮上します。勝田選手もタイムを縮め、総合4位へ順位を挽回。トヨタ勢が上位4席を固める展開に。
最終日となる31日のデイ3は、終日ドライコンディション。エバンス選手は後続とのタイム差を管理しながら走行を重ね、総合優勝を果たしました。
エバンス選手は今季2勝目で、ラリージャパン通算3回目の勝利。2位にオジエ選手、3位にパヤリ選手が入り、勝田選手も4位で完走。
結果としてトヨタ陣営が上位を独占し、WRC2クラスでも山本雄紀選手が自身初となる3位表彰台を獲得しています。

地元出身かつ現在ドライバーランキング2位の勝田選手は次のようにコメントしています。
「自分たちのチームが日本で1-2-3-4フィニッシュを達成できたことは素晴らしいと思います。自分自身の結果には満足していませんが、力強く巻き返すことができたのは良かったです。
今日はもっとプッシュできると感じられましたし、ペースもかなり良く、最終的に多くのポイントを獲得することができました。チーム全員、そしてターマックで信じられないほど素晴らしい走りができるこのクルマを準備してくれたみんなに心から感謝します。
そして、今回も自分たちを応援してくださった日本のファンの皆さんにも心から感謝します。今回は表彰台に上がれず申し訳ありませんが、皆さんに優勝をお届けできるように来年も頑張ります」
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現行ラリーマシンによる最後のターマック(舗装路)ラリーを上位独占で終えたトヨタ陣営。マニュファクチャラー選手権の首位を守り、2026年シーズンは折り返し地点を迎えます。
次戦以降はグラベル(砂利道)を主体とした競技が続く予定であり、地域とともに進化する大会の行方とあわせて今後の展開が注目されます。
Writer: くるまのニュース編集部
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