25年ぶり復活!? 6速MTの「“2ドア”スポーツカー」に注目! 3.7リッターV8エンジンで「480馬力」! “超官能的”サウンドのフェラーリF355カスタム「355 byエヴォリュート」英国仕様とは?
誕生から30年が経過した現在でも、根強い人気を誇るフェラーリのV8スポーツカー「F355」。この名車をベースに、イギリスのエヴォリュート・アウトモビリが手掛けた最新レストモッドモデル「355 byエヴォリュート」の生産が本格的にスタートしました。その美しさと高い完成度に、世界中のクルマ好きから熱い視線が注がれています。
超高回転の「480馬力」×6速MT仕様も設定!
1994年に登場し、1999年まで生産されたフェラーリF355といえば、流麗で美しいスタイリングと甲高いV8サウンドで、今なお熱狂的なファンを持つ歴史的な名車です。
そんなF355を現代の技術で蘇らせたのが、イギリスのエヴォリュート・アウトモビリ(以下、エヴォリュート)です。同社は2026年2月24日、2024年7月に世界初公開して大きな反響を呼んだ最新レストモッド「355 byエヴォリュート」について、厳しい開発テストをクリアし、生産準備が完了したと発表しました。
開発の最終段階にあたる生産プロトタイプは、5000マイル(約8046km)におよぶサーキットでの過酷な走行テストと、10000マイル(約1万6093km)のエンジンテストをクリア。さらに同社は、最終的な20000マイル(約3万2186km)の耐久テストも完了したことを明らかにしています。
こうした徹底した検証プログラムにより、「2年間または20000マイル」という手厚い製品保証が提供されます。世界限定55台となるカスタマーカーの第1号車は、2026年3月からベース車両の全分解作業がスタートし、同年後半には最初のオーナーへ納車される計画とされています。
同車が掲げるテーマ「Peak Analogue(アナログの頂点)」の主役となるのが、レスポンスを極限まで追求した自然吸気V8エンジンです。
ベースとなる3.5リッターV型8気筒モデルでは最高出力420馬力を発揮します。さらに注目なのがオプション設定される3.7リッター仕様です。排気量拡大に加え、専用のハイリフトカムや強化内部パーツを投入することで、最高出力は480馬力へと進化。レッドゾーンは9000rpmに達します。

等長エキゾーストヘッダーと軽量チタン製スポーツマフラーが奏でる高回転域のサウンドも大きな魅力で、現代では貴重な自然吸気V8ならではの官能的なフィーリングを味わえる仕上がりとなっています。
強烈なパワーを受け止める足回りも大幅に進化しています。フロントで77mm、リアで66mmトレッドを拡大し、迫力あるワイド&ロースタンスを実現。さらにカーボンで補強するプログラムにより、ベース車のボディ剛性を23%向上させました。
サスペンションにはモータースポーツ由来の特注ダンパーを装備し、新設計の超軽量ドライブシャフトやホイールベアリングによってバネ下重量を軽量化。ステアリングのロック・トゥ・ロックも従来の3.25回転から2.0回転へとクイックになり、よりダイレクトな操作感を実現しています。
内外装のデザインを手掛けたのは、フォード「RS200」や日産「R390」、アストンマーティン「V12ヴァンキッシュ」などの名車を生み出した世界的デザイナー、イアン・カラム氏が率いるチームです。
ボディパネルはすべて超軽量カーボン製へと変更され、車重は1250kgをターゲットに軽量化。オリジナルの美しいリトラクタブルヘッドライトなどの面影を残しつつ、より筋肉質でモダンなスタイルへと昇華させました。
インテリアはデジタルモニターを一切排除し、アルミ削り出しのアナログメーターや金属製スイッチを採用。シフトチェンジのたびに高い操作感を味わえる6速MTなど、細部に至るまで職人技が光る贅沢なアナログ空間となっています。
また、エヴォリュートを擁するDRVNオートモーティブ・グループは、北米市場での公式販売パートナーとして「HK Motorcars」を任命し、2026年2月27日から3月1日にかけて開催された高級自動車イベント「MODA Miami」でも実車を展示して注目を集めました。
市販化を実現した355 by エヴォリュート。現代のデジタル化が進むクルマへのアンチテーゼとして誕生したこのモデルは、限定55台という希少性も相まって、世界中のクルマ好きから大きな注目を集めています。






































