トヨタ「ルーミー」10年ぶりに刷新か!? ハイブリッド搭載で「シエンタ」に迫る“低燃費ワゴン”へ進化? 専用のフロントマスク採用も期待の「新型モデル」一体どうなる?

発売10年を迎えたトヨタ「ルーミー」。待望のハイブリッド搭載や専用マスク採用が噂される次期型の姿を予想してみます。

「ルーミー」10年ぶりに刷新か!?

 いまや日本の道路で見かけない日はないほど、コンパクトカー市場の主役となったトヨタ「ルーミー」。しかし、その成り立ちを振り返れば、このクルマがダイハツによる企画・開発・製造を主導とした「トール」のOEM版であることは広く知られています。

 スバル「ジャスティ」も同じくトールのOEM版ですが、トヨタの強力な販売力によって、供給元であるトールを凌ぐ売れ行きを記録しているのがルーミーの現状です。

 ルーミー(トール)は、Aセグメントのコンパクトハイトワゴンで、最大のライバルはスズキ「ソリオ」。2025年1月にビッグマイナーチェンジを受けたソリオの方が基本設計は新しく、ルーミーは走りのクオリティでもそのソリオに差をつけられているといえるでしょう。

 販売面を見ると、2025年のルーミーはダイハツ認証不正問題の反動により、前年対比140%~300%程度という大幅な登録台数増となっていました。

 日本自動車販売協会連合会による「乗用車ブランド通称名別順位」の2025年暦年(1月~12月)では、前年対比140.7%で9万5221台を記録し、5位にランクイン。一方で、2026年2月の同ランキングは、前年対比95.5%の7448台、同年3月は前年対比84.7%の6336台と、反動増も少し落ち着いてきた感もあります。

 前年に比べて少し減速しているのは、生産(供給)の都合だけでなく、2016年1月の発売から10年が経過し、新型モデルへの期待(買い控え)などもあるかもしれません。

 一体どのようなモデルへと進化するのでしょうか。予想してみます。

新型「ルーミー」どんなモデルに進化する?(画像は現行モデル)
新型「ルーミー」どんなモデルに進化する?(画像は現行モデル)

 ダイハツの認証不正問題がなければ、ルーミーは2024年、2025年あたりにフルモデルチェンジを受けていたはずで、そうなると2026年中には新型モデルに移行するのではないかと想像できますが、その行方は不透明です。

 懸念されるのが、ダイハツの開発体制です。トヨタの厳しい認証基準をクリアすることが不可避であることを考えれば、フルモデルチェンジが2027年以降にずれ込んでも不思議ではありません。つなぎ策として、2026年中にも大幅改良を受ける可能性があるかもしれません。

 ビッグマイナーチェンジかフルモデルチェンジになるかは現時点では分かりませんが、新型モデルが取り回しの良い5ナンバー枠を堅持してくるのは間違いないでしょう。

 そのうえで、どれだけ存在感のある顔つきを打ち出せるかが人気の分かれ目。ルーミーに関しては、トヨタ専用のフロントマスクが与えられる可能性もありそうです。

 インテリアの大幅な質感向上や、スマホ連携を含むインフォテインメントシステムの刷新も欠かせません。コストを抑えつつ、メーターやセンターディスプレイの大型化をどこまで実現できるかは気になるところです。

 パワートレインについては、エンジンで発電しモーターで駆動する「e-SMART HYBRID」の搭載が既定路線と言えます。燃費向上も絶対条件であり、現行型の16.8~18.4km/L(WLTCモード)をどこまで引き上げられるかに注目が集まります。上位モデルであるトヨタ「シエンタ」の28.4km/Lに迫れるかが、大きなポイントになるでしょう。

 一方で、エントリー価格を抑えるために1リッターNA(自然吸気)エンジンおよびターボエンジンといったガソリン車も継続設定される見込みです。ただし、静粛性や燃費性能を底上げしなければ現行クオリティのままでは厳しく、動的質感をいかに高められるかが問われることになります。

 また、ライバルであるソリオの完成度を鑑みれば、乗り心地やハンドリングの向上も必須メニューであることは、ダイハツ・トヨタ側も重々承知しているはず。

 当然、プラットフォームには「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」が採用され、パッケージングや安全装備も一新されるはずです。最新世代の「スマートアシスト」により、衝突被害軽減ブレーキの検知範囲拡大やアダプティブクルーズコントロール(ACC)の進化、さらには全方位カメラの採用など、全方位的なアップデートを期待せずにはいられません。

 このクラスを選ぶ最大の理由であるボディサイズは、先述の通り極力維持されるでしょう。同時に価格設定もシビアなクラスゆえ、大幅なアップは避けたいところですが、昨今の情勢を鑑みれば、少なくとも15万円~30万円程度の価格上昇は覚悟しておく必要がありそうです。

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Writer: 塚田 勝弘

中古車の広告代理店に数ヵ月勤務した後、自動車雑誌2誌の編集者、モノ系雑誌の編集者を経て、新車やカー用品などのフリーライター/フリーエディターに。軽自動車からミニバン、キャンピングカーまで試乗記や使い勝手などを執筆。現在は最終生産期のマツダ・デミオのMTに乗る。

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中古車価格(税込)

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新車価格(税込)

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