140周年を記念したメルセデス・ベンツ 新型「Sクラス」実車現る! なぜ富士に? 世界140カ所を巡る旅とは
スーパーGT富士に、ドイツナンバーを付けた新型メルセデス・ベンツSクラスが突如現れました。誕生140周年を記念したワールドツアーの一環で、日本未発表のプロトタイプがパドックに佇む姿は注目の的に。最新のデジタルライトや豪華な内装など、進化を遂げたフラッグシップの全貌に迫ります。
ワールドツアー中の新型メルセデス・ベンツSクラスがスーパーGT開催の富士スピードウェイへ立ち寄り
スーパーGT第2戦『FUJI GT 3Hours RACE GW SPECIAL』が5月3日予選・4日決勝で、静岡県の富士スピードウェイで開催されました。
その富士スピードウェイのAパドックに見慣れぬナンバーのメルセデス・ベンツが止まっていました。
この車は一体どういう目的で置かれていたのでしょうか。

車体には多くの数字が描かれており、どういう意味なのか車両の近くにいたスタッフに聞いてみました。
するとこのメルセデス・ベンツは1月29日にドイツ本国で発表されたばかりの新型Sクラスとのこと。
メルセデス・ベンツジャパンのホームページには「日本発表前の情報です」という断りが書かれた上で、新型Sクラスのラインナップやエンジンバリエーションなどが見られますが、日本にはまだ新型Sクラスの正式情報は発表されていません。
この車両に装着されているナンバープレートを見るとドイツで登録されており、本国でもプロトタイプのため、市販使用とも違うと言うことです。
新型Sクラスの特徴とも言える、フロントフェイスはスターデザインのデジタルライトとイルミネーテッドラジエーターグリルがあしらわれています。
車内に目を向けるとMBUXスーパースクリーンと呼ばれる、センターメディアディスプレイと助手席にひろがるパッセンジャーディスプレイが、新たなインパネを見せてくれます。
車体の描かれた数字に関してはスタッフは次の話しています。
「カールベンツが車の特許を取得した日が1886年の1月29日ということで、今年が生誕140周年と言うことになります。
その記念として世界各国140ヵ所をこの新型Sクラスで旅をするということを現在複数の新型Sクラスで行っています。
富士スピードウェイもその立ち寄り地のひとつに選ばれていて、今回立ち寄ったということです。
富士スピードウェイ内の各所で撮影を行い、SNSなどを通じて顧客やファンとの交流を目的に旅をしています」
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ボディ左面に生誕の1886年が描かれ、右面には現代の2026年が描かれています。
さらにリヤガラスや左右の窓には、今まで立ち寄った国や地域のステッカーが貼られています。
南米・北米を経由して、中国・韓国へ。博多から日本に来て、姫路・大阪を経由して富士スピードウェイへ到着しました。
パドック内での駐車ということもあり、大々的な展示ではありませんが、独特なデザインが施されているのと、海外製ナンバープレートが装着されていることもあり、気がついた人は注目をしていました。
新型Sクラスは、5月6日東京の表参道にできた新たなブランド発信スタジオである、「Mercedes-Benz Studio Tokyo」にて展示予定と言うことです。
Writer: 雪岡直樹
1974年東京生まれ。フォトスタジオアシスタントを経てフリーランスのフォトグラファーへ。雑誌やWeb媒体の撮影を担当。自動車雑誌の撮影と並行してユーザーインタビューやイベントレポートを担当することで、ライターとしても活動。国内最高峰のレース「SUPER GT選手権」を長年取材。新車情報やレースレポート、イベントレポートなどを雑誌やWebに寄稿する。


























