【衝撃】ズッシリ重い「極上くず餅」が爆売れ! 千葉に残る絶滅危惧種「昭和のドライブイン」でキメる「もつ煮×チャーハン」が至高だった件
昭和という時代の“空気感”を色濃く残すドライブインは、ある種のノスタルジーや普段は見過ごしがちな大切なモノを思い出させてくれる気がします。今回は、名物の「くず餅」目当てのクルマやバイクが次々にピットインする、千葉県市原市の「草刈ドライブイン」に立ち寄ってみました。
昼には完売!? 車が次々と吸い込まれていく千葉の「昭和レトロなドライブイン」の正体が最高すぎた!
高度経済成長期のマイカーブームとともに激増した街道沿いの「ドライブイン」は、現在ではその役割を「道の駅」やサービスエリアに譲り、全国で200店舗程度にまで減少しているといわれています。
その一方、現存するドライブインは、素朴ながらも温かみのある料理や独自のサービスによって、多くのファンから根強く支持されているのです。
千葉県千葉市と茂原市をむすぶ、茂原街道沿いに位置する「草刈ドライブイン」は、大正時代から続く「くず餅屋」をルーツとする“昭和のドライブイン”。赤系色の看板で彩られた店舗は、のどかな風景と調和しつつ、ひと際目を惹く存在になっています。
そして、大きく「くず餅」と書かれたド派手な看板は、まるで「PIT-IN」のサインボードのように、道行くクルマを駐車スペースへと誘導します。
次々にピットインしてくるドライバーのお目当ては、文字どおりの“看板”メニューである「くず餅」です。
●【滞在時間ほぼ1分】客が秒で去っていく!?
くず餅の販売は朝の9時30分から始まり、売り切れ次第終了。早い日にはお昼ぐらいに完売になるそうで、それを知っている人々が我先にとピットインしてくるのです。
同店と常連さんによる“ピット作業”は、実にスムーズかつクイックです。ほとんどのドライバーは慣れた様子で前向きにすっと駐車し、くず餅の袋を手にした後は、素早く向きを変えてピットアウトしていきます。
ピット作業の平均時間は1分にも満たず、駐車スペースにも余裕があるケースが多いので、「あんまり繁盛してないのかな……」といった勘違いを誘発するかもしれません。
この日は午前11時にオープンする「食堂」に合わせつつ、少し早めの10時40分ぐらいにピットイン。時間的には急いで購入する必要もなかったものの、まずは名物の「くず餅」を確実にゲットしておきます。
![これが爆売れ「極上くず餅」![「花輪ドライブインすゞき」(千葉県)/Photo:のぐちまさひろ]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2027/04/20260416_DRIVE-IN_KUSAKARI_001.jpg?v=1776310464)
くず餅は「4枚入り(650円)」と「8枚入り(1300円)」が用意されていて、4枚入りでも重さズッシリ。くず餅が収められた袋は、指だけでなく、手でしっかり受け取ることをオススメしておきます。
●【最高かよ】常連さんとの会話も心に沁み渡りすぎた
店の外にある木製のベンチに腰を下ろし、常連さんのご夫婦と世間話をしながら「食堂」のオープンを待ちます。
聞けば、人生の大先輩であるこのご夫婦は、若かりし頃に当時の価格で100万円以上した一眼レフ&各種レンズとともに、クルマで日本縦断の旅を楽しんだそうです(素敵)。
向かって右手に入口がある食堂は、パイプ椅子のテーブル席と小上がりの座敷席で構成されています。ほどなくして“2番乗り”で入店すると、エプロン姿のお母さまに、座る席をそっと指定されました。
さすがは繁盛店らしく、オペレーションの効率化を図っているようです。
メニューはテーブル上には無く、天井付近の壁に掲げられています。
●【いざ実食】完璧すぎるランチが爆誕した
事前のリサーチで「もつ煮定食(750円)」に惹かれていたものの、そのままだと芸が無い気もしたので、単品の「もつ煮(500円)」+「チャーハン(750円)」の“和中折衷”ランチをアレンジしてみました。
オーダー後、常連さんのご夫婦と世間話を続けていると、思わず「完璧やん!」と自画自賛したくなるお盆が到着しました。
もっちりホロホロの「チャーハン」は、空きっ腹にもやさしく染み入る、素朴な味わいです。
そして、付け合わせのスープは醤油仕立て、具だくさんの「もつ煮」は味噌仕立て。そう、醤油←→味噌の“味変チャーハン”まで楽しめるのです。やっぱり完璧だ……。
ちなみに食堂でいただく「くず餅一皿(350円)」は、日本茶とのセットになっているようです。
※ ※ ※
給油(食事)を済ませ、お土産の「くず餅」を忘れずに持ったら、自宅に向かってピットアウト。たっぷりのきな粉と白蜜をかけたプルプルのくず餅は、ドライブの疲れを吹き飛ばすとともに、心身を浄化してくれるような味わいでした。
皆さんもクルマやバイクで市原方面を訪れる際には、草刈ドライブインに“ピットイン”してみてはいかがでしょう。

※ ※ ※
■草刈ドライブイン
所在地/千葉県市原市草刈444-1
営業時間:売店 午前9時30分~(くず餅が売り切れ次第終了)/食堂 午前11時~午後1時30分
定休日/月曜、火曜、日曜(食堂)
Writer: のぐち まさひろ
ゴルフとサウナと愛犬のチョコをこよなく愛するライター&ディレクター。20年ほど従事したクルマ系メディアの編集者からフリーランスになり、これから何をしていこうか色々と妄想中。SAJスキー検定1級/国内A級ライセンス/小型船舶2級/サウナスパ健康アドバイザー所持。ホームコースは「南総カントリークラブ」で、直近1年間のハンデ推移は「7.7」→「8.6」→「7.1」→「5.6」。









































































