“バスタブ”から生まれた? 4代目ロードスター(ND)開発責任者が語るデザイン思想とは

ダイレクトな6速MTか、秀逸な6速ATを選ぶか迷う楽しさ

 4代目「ロードスター」のエンジンは、昨今の流行りともいえるダウンサイジングされた「SKYACTIV-G」の1.5リッター直噴DOHCエンジンです。最高出力131PS、最大トルク15.3kg-mというスペックで、決してハイパワーではありませんが、軽量な車体を走らせるのに充分な余力をもっています。

 トランスミッションは、シンプルな構造と小型化と軽量化を図った6速MT仕様に加え、6速AT仕様も設定。AT車は、マニュアルモードを備え、Dレンジダイレクトモード時にシフトダウンすると、エンジン回転数を自動的に上げて、スムーズな変速と減速応答性を実現するブリッピング機能もあり、AT車もMT車のようなフィーリングが味わえます。

 MT車ではストロークが短いダイレクト感の強いシフトフィールを持ち、AT車ではイージーなドライブは当然ながら、AT車特有のエンジン回転と車輪の回転の結合に緩いところが少なく、ロックアップ領域が広いことも高く評価されています。

「リトラクタブルハードトップモデル」のRFも誕生

 2016年12月には、リトラクタブルハードトップモデル「ロードスター RF」が登場します。3代目「ロードスター」の「マツダロードスター パワーリトラクタブルハードトップ(RHT)」の後継モデルとなるものです。

ファストバックスタイルの「ロードスターRF」

 マツダ「ロードスターRF」には、パワフルな2リッターエンジンを搭載。158PSの最高出力と20.4kgの最大トルクで、電動ルーフ化によって1100kgを超えたボディでも軽快な走りを楽しめます。

 その後、2017年1月には初代「ロードスター」のメインカラーだった塗色を再現した『クラシックレッド』(特別塗装色)を設定し期間限定販売。

 また2018年7月には「ロードスター」「ロードスター RF」ともに、エンジンの改良やインテリア変更などを含む商品改良を実施。同時に、特別仕様車『Caramel Top(キャラメル・トップ)』も追加されました。

 さらに、今年2018年にロードスターRFのエンジンを改良。最高回転数を6800rpmから7500rpmに引き上げ、最高出力184PSとしたことや、ロードスター・ロードスター RFともに先進安全技術「i-ACTIVSENSE」を標準装備。

 交通標識認識システム(TSR)とドライバー・アテンション・アラート(DAA)がグレードによって新たに採用され、“人馬一体は安全・安心から始まる”というマツダ根幹の考え方を徹底しました。

ロードスターのデザイン極意を画像で見る(18枚)

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