国民ブチギレ! ゴールド免許剥奪の人も!? 神奈川県警が「ウソの違反取り締まり」 反則金約3500万円・約2700件取り消しへ 「信頼の根幹を揺るがす」事件、元警察官が解説
神奈川県警の交通機動隊員らによる、前代未聞の「虚偽取り締まり」が発覚しました。約2700件の違反取消、反則金返還は約3500万円にのぼる異常事態です。「面倒だった」という呆れた動機や書類改ざんの実態、ゴールド免許剥奪などの甚大な被害に対し、国民の怒りは頂点に。元警察官が事件の裏側と組織の闇を解説します。
神奈川県警が「ウソの違反取り締まり」 国民からの反響は?
今回の事案に対してはインターネット上で「これはひどすぎる。ミスとかうんぬんじゃなく事件じゃん」「反則金の返還だけで済ましてはならない。免許取消しや免停の救済、任意保険のゴールド割引不適用による経済的損失の回復など、責任と誠意を持って神奈川県警はあたるべき」など、多くの憤りの声が寄せられています。
加えて、「神奈川県警の不正取り締まりは単発の不祥事じゃなく、信頼の根幹を揺るがす事件だと思う。警察は取り締まりを強化する前に、組織文化と監査の仕組みを徹底的に見直すべき」「不正取り締まりがなぜ横行したのか、原因追及と再発防止をちゃんとやってほしい」などの意見も上がっています。
特に神奈川県警は2023年4月1日時点で警察官1人当たりの負担人口が587人と全国で5番目に多く、都市部の警察でありながら人員が不足している状況です。
その結果、事件や交通違反の検挙といった目に見える実績を優先する組織風土が醸成されたのではないかと指摘する声もあり、組織の抜本的改革が求められています。

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これまで、道路標識の設置ミスなどによって警察官が誤った交通取り締まりをおこない、取り締まりを受けた人に反則金の返還や違反の取り消しといった対応をとる事例はたびたび起きていました。
しかし、今回の事案のような「警察官の“故意”による大規模な不適切取り締まり」は近年では例を見ない規模であり、今後は警察組織の交通取り締まりのあり方が問われることになるといえるでしょう。
Writer: 元警察官はる
2022年4月からウェブライターとして活動を開始。元警察官の経歴を活かし、ニュースで話題となっている交通事件や交通違反、運転免許制度に関する解説など、法律・安全分野の記事を中心に執筆しています。難しい法律や制度をやさしく伝え、読者にとって分かりやすい記事の執筆を心がけています。





























