〈PR〉スバル、新型「フォレスター」なぜ北米で初公開? 2LマイルドHVの可能性も
「スバル」ブランド認知を飛躍的に向上させた「LOVE」キャンペーン
ほぼ時を同じくしてスバルは北米において、「LOVE」をテーマにキャンペーンを展開し始めました。
それまでのスバルは、競合ひしめく北米市場にあって、PR活動も他のブランドとほぼ同じ。つまり様々な性能や価格、ワランティなどを全面に出すPRをしてきたそうです。
しかしながら、北米市場においてスバルが発行する冊子である「Drive」等を介して集まるユーザーのコメントの中に、頻繁にLOVEという言葉が登場してくることにPRの側として気がついたのです。
そしてこれを活かして、他のブランドとは異なるキャンペーンをしていこうとなり、LOVEキャンペーンが展開されていったのです。これは実際に、スバルを通じたコミュニティの活動への支援や、PRを通してそれまでの性能や価格等ではなく、エモーショナルな部分の訴求を強める様々な施策が展開されたのです。
その結果、それまで「スバル」というブランドに対して低かった認知度が飛躍的に向上していきました。
そうして北米市場に、よりフィットした商品があったことで、販売台数が飛躍的に伸びていったのでした。
またこうした時期と並行して、SNSが広まったこともスバルの急成長の一旦を担っているのではないかと筆者である私・河口まなぶは考えています。
そしてここにLOVEキャンペーンがさらにSNSなどを介して広まることや、その後の製品ラインナップでも北米を意識したモデルが投入されることで、ブランドは一気に高評価の階段を駆け上ったのです。
事実、今回お話をうかがったスバル・オブ・アメリカ(米国スバル)で、LOVEキャンペーンを担当された方は次のようにおっしゃっています。
「他のブランドが行なっていない、エモーショナルなキャンペーンを行なったことで、多くの人にスバルというブランドが知られていき、販売台数が増えていきました。
そしてこれを我々は、我々のブランドにおいて、性能や価格等を謳って他と勝負するのではなく、ユーザーの感情に訴えかけたり、既にユーザーとなった方に芽生えているスバルへの愛を、より感じてもらえるような取り組みが進むべき道だと認識したのです」