〈PR〉ホンダ最新AWDシステム搭載の新型「レジェンド」を極寒の北海道500キロ試す

雪の上で楽しく安心して走れるクルマはそう多くはありません。そこで“四駆(4WD)”でウインターラリーを走ってきた清水和夫氏が、ホンダの最新技術を搭載した新型「レジェンド」を極寒の北海道500キロドライブでチェックしてみました。

雪道でも楽しく安心して走れるクルマ、新型「レジェンド」

 ホンダ新型レジェンドを極寒の北海道をロングドライブで試してきました。

ホンダ レジェンド Hybrid EX(撮影:テクノメディア)

 雪の上で楽しく安心して走れるクルマはそう多くはありません。

 スバル・レオーネの時代(1979年頃)から“四駆(4WD)”でウインターラリーを走ってきた筆者(清水和夫)の経験から言わせていただくと、四駆ならば走りやすいというのは間違っています。かえって駆動力がありすぎて、曲がりにくいクルマも少なくないのが実情です。

 昨今のスタッドレスタイヤは、アイスバーンでは注意が必要なものの、圧雪ではよくグリップしてくれるので走行性能に貢献してくれますが、4WDシステムの性能を決定づけるのはブレーキとコーナリングになります。

 その課題に正面から向き合い、挑戦してきたのがSPORT HYBRID SH-AWDという最新技術を搭載して、2月にマイナーチェンジされたホンダ新型レジェンドです。

ホンダ レジェンド Hybrid EX(撮影:テクノメディア)

 まずホンダの4WDシステムは、N-BOXやフィットなど軽自動車&コンパクトクラス向けのビスカスカップリング式4WD(機械式)、ヴェゼルやCR-VなどミディアムSUV&ミニバン向けのリアルタイムAWD、そしてレジェンドに採用されたSPORT HYBRID SH-AWDの3つのシステムがカテゴリーごとに設定されています。

 その最上位であるSPORT HYBRID SH-AWDは、クルマのフロント部分にエンジンと1基のモーター、リア部分に2基のモーターを搭載しています。

 四輪駆動ですが、走行状況にあわせて、前輪駆動にもできますし、リアに左右独立したモーターを配置しているので後輪駆動にもできますし、コーナーリングではエンジンパワーに頼らず左右のモーターによって駆動力を配分することで、車体を安定させたり、曲がりやすくさせたりと、自由自在に制御できるのが特徴です。

高速道と一般道、約500km走行で素性をチェック

 エクステリアのデザイン変更やHonda SENSINGと呼ばれる先進安全技術(渋滞運転支援技術/衝突軽減ブレーキ/標識認識機能など)の採用など、注目ポイントの多い新型レジェンドですが、今回は新型レジェンドのコア技術であるSPORT HYBRID SH-AWDの進化と真価を中心に、刻々と路面状況が変化するリアルワールドの公道においての走行性能を試しました。

ホンダ レジェンド Hybrid EXのV型6気筒エンジン(撮影:テクノメディア)

■(走行ルート)旭川→紋別(ガリンコ号乗船)→旭川:約500km

 試乗コースは旭川を出発、流氷をかき分けて走るガリンコ号に乗船するために紋別を目指し、また旭川に戻ってくるという、高速道路と一般道を含めた約500kmです。

 走り始めて、新型レジェンドの走りが変わったなと実感したのは、荒れた路面(大概の雪道は表面がデコボコしている)で操縦安定性が増したことです。

 タイヤの接地性が良くなったのが主な要因ですが、技術的にはボディの製造時に接着剤を使う領域を広げ、ボディ剛性を高めたことが功を奏しています。

 タイヤと路面の接地性が重要な四駆には、良質なサスペンションが必要となりますが、振幅感応型ダンパーの採用が大きく貢献しているようで、乗り心地は高級サルーンらしい上質な味付けに仕立てられています。

雪上でも安定した走りをみせるホンダ レジェンド Hybrid EX(撮影:テクノメディア)

 また美点のひとつとなっているのが、リアに配置された2基のモーター制御。先代のシステムからより進化を果たして、曲がることに加え、後脚(リアタイヤ)の蹴る力が増したことで直進性が上がっています。リアルワールドの雪道での安心感と安定感が高められています。

 加えて、自然吸気のV型6気筒エンジンと小気味良くシフトできる7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)のマッチングが良く、7速DCT内にモーターを内蔵しているため、タイムラグのないスムーズな発進ができて、なによりダイレクト感のある走りが愉しめます。

 プレミアムクリスタルレッド・メタリックのボディカラーを纏った新型レジェンド。吹雪の中を逞しく、かつ上質に走り抜けた姿は、まさに「赤いサラブレッド」でした。

 黒塗りの退屈な4ドアサルーンから脱却し、艶っぽさのあるGTサルーンに進化し、新たな魅力が与えられていました。

【了】

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