これは“小さな高級車”! 「ノートAUTECH」速攻試乗で違いを徹底検証 [PR]

日産車のことを知り尽くしたオーテックジャパンが、ノートを華麗に変身させた。手が入れられたのはエクステリア、インテリアのみならず、走りも専用にチューニング。もうこれは「小さな高級車」だ!

「NISMO」はスポーツ「AUTECH」はプレミアム感を演出

 昨今、メーカー直系ワークスブランドが仕立てるコンプリートモデルが数多く登場しています。日産は「AUTECH」と「NISMO」と二つのスペシャルブランドを持っていますが、それにはシッカリと理由があります。

ノートAUTECHの走り(2018.08)

「スポーティ」と言うキーワードは共通ですが、モータースポーツ直系で直接的にパフォーマンスをアピールする「NISMO」、プレミアム感の高いクラフトマンシップを感じさせる「AUTECH」と、ユーザーニーズに合わせたキャラクター設定をしています。

 じつはこれまでのオーテックジャパンが手がけたコンプリートカーシリーズの中にも、ノーマルに対してプレミアム性を引き上げたモデルはありました。2000年に登場した「セフィーロ オーテック」を皮切りに、「AXIS(アクシス)」、「モード プレミア」などがラインナップされていましたが、AUTECHはそのコンセプトをより明確にしたモデルと言っていいと思います。

 プレミアム性を高める=高級と言ったイメージであり、その表現にも様々な手法がありますが、AUTECHはまさに、スタイリッシュで洗練された高級感をプラスさせているのが特長と言えるでしょう。

 そんなAUTECH、ミニバンの「セレナ」続いてコンパクトカー「ノート」にも設定されました。現行モデルは2012年にグローバルコンパクトカーとして登場、日産の最量販車種として重要なモデルですが、2016年に日本向けモデルに「e-POWER」を追加したことで人気が再燃。2018年上半期(1月から6月)の新車登録ランキングで、日産車として48年ぶりにトップを獲得しています。ただ、売れている=街で見かける事も多いのも事実ですので、他の人と違った「プラスα」を求めるユーザーにはAUTECHはピッタリな存在と言えるかもしれません。

 エクステリアはAUTECH共通モチーフとなっているドット調のフロントグリルと、メタル調フィニッシュをプラスしたフロント/リアバンパーやドアミラー、専用デザインのアルミホイール(切削光輝)などにより、スポーティで煌びやかさを備えつつも、嫌みのない高級感がプラスされています。

AUTECHのアイコンともいえるドット調のフロントグリル

 一方、インテリアはこちらもAUTECH共通モチーフとなる、ブラックのモノトーン+ブルーのアクセント(ステアリング/フロントシート(AUTECHロゴの刺繍付)/エアコン吹き出し口)の専用コーディネイトを採用。細かい部分ではシート表皮の縫製パターンを、レトロなイメージをプラスさせる縦基調(ノーマルは横基調)への変更、センタークラスターサイドやPWスイッチなどのシルバーフィニッシャー、専用エンブレムなどにより仕立ての良さを活かした嫌みのない高級感に仕立てられています。

 ボディカラーは豊富にラインナップされていますが、インテリアとのマッチングを考えると、AUTECH専用色となる「オーロラフレアブルーパール」が最も似合っています。

 ちなみに内外装に用いられているブルーはAUTECHの特徴であると同時に、開発を行なっているオーテックジャパンのこだわりの一つになります。筆者(山本シンヤ)はレッドを基調にした熱血系のNISMOに対して、クール系のAUTECHと言う対比だけでなく、本社のある茅ヶ崎(=湘南)をイメージしているのはないかと思っています。

「小さな高級車」ノートAUTECHを画像でチェック(30枚)

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