愛車と過ごす日々がかけがえのない人生を与えてくれる。歴代ランクルが集まったイベントで垣間見えた人や家族それぞれのストーリー【PR】

ランクル病という“治らない病”にかかった女性オーナーの物語

 今回のイベント終盤には、「私のランクルライフ」というトークショーが開催されました。ここでは5人のランドクルーザー開発担当者が、来場したランドクルーザーオーナーのなかから、それぞれお気に入りの1組を紹介するという企画が行われました。

“ランクル病”に罹患(りかん)したという女性オーナーも!?

 そのなかで70系のパワートレインを担当した天池雅明主査はひとりの女性オーナーを紹介します。

 この女性オーナーについて天池氏は「奥さまが“ランクル病”という病にかかってしまいまして、アクアを売ってナナマルを買ったという、そういう進化といいますか、そのストーリーに感動したので選びました」と話します。

FRPトップの真っ赤な“ナナマル”は会場でも目立っていた。かわいさと武骨さが交差するデザインが魅力だ

 その女性オーナーは「旦那がロクマルとハチマルに乗っていて、そこでランクル病にかかってしまった」と“ランクル病”になった経緯を語ります。

 このオーナー夫婦は合計3台のランドクルーザーを所有し、旦那さんがもともと所有する60系と80系に加え、前述のエピソードの通り、アクアを売却して、70系を購入しました。

 天池氏によれば、ランドクルーザーといえば、家族ぐるみでオーナーになるケースが多い車種とこのことで「お父さん、お母さんがランクルに乗っているので、僕も買いました。3台目です、とか、おじいちゃんからもらいましたとか、いろんなエピソードがつきもの」だといいます。

 続けて天池氏は「これはよく伝染病として有名でございまして、“治らない病”でございます」と話すと、会場は笑いに包まれました。

ランドクルーザー120プラドしか乗ったことがなく、他の小さいクルマに乗ると怖い!と語る女性オーナー

 このほかにも、免許取得後16年間「このクルマしか乗ったことがない」という、いちずなランドクルーザー120プラドオーナーや、前述の“ランクル病”になりかけている夫とそれを温かく見守る妻娘という家族など、ユニークなランドクルーザーオーナーが紹介されました。

 十人十色のストーリーを持つランドクルーザーオーナーたち。歴史の長いクルマだけに、深い思い入れを持つオーナーが多いのかもしれません。

「私のランクルライフ」で開発陣に選ばれたオーナーの皆さん。それぞれのランクル・ストーリーは聞いているだけでほっこりした気持ちになる

ランクルキーマンが語る…ランクル物語からのクルマ文化とは

「皆さんが乗るランクルと、そのストーリーが楽しみ」だと語るのはランドクルーザーシリーズ チーフエンジニアの内山氏
「私のランクルライフ」で内山氏が選んだ40のオーナー「タナベ」氏。偶然にも取材班が冒頭で話を聞いたランクルオーナーだった

 今回のイベントを終えて、ランドクルーザーシリーズ チーフエンジニアの内山氏は以下のように感想を述べました。

「このイベントですごく楽しみにしていたのが、まず皆さんの乗るクルマそのものですね。すごくカスタムしている人とか、きれいに古い年式のものに乗っていただいている人とかがたくさんいらっしゃいました。

 もう1つが、皆さんのランクルストーリーです。私が選んだ40系のオーナーもそうなのですが、『お父さんが乗っていたランクルに憧れて自分も手に入れた、カスタムもその時のものに近づけたなど』、そういった話を聞けるのがすごく楽しいです。

見た目やサイズ感は大きいランドクルーザーだが、実際に乗ってみるとその運転のしやすさに驚かされることも

 そのようなストーリーは実際の開発でも『ランドクルーザーの将来展開』や、『オーナーのライフスタイルを支える場合にどうすればいいのか」と考えた時、すごく良い材料になります。それを今日もたくさんいただけたかなと思っています」

 また、ランドクルーザーの開発を長年手掛けた小鑓氏は、その魅力について次のように語ります。

ランドクルーザーの開発を長年手掛けた小鑓貞嘉氏

「一言でいうと、やっぱり“頼れるクルマ”だと思います。生活をする、仕事をする、いろいろなレジャーも含めて、幅広く使えるクルマだなと。

 いろいろな使い方ができて、いろいろな人を笑顔にしていけるクルマで、やっぱり自分の子どものように付き合っていけるのかなという思いは強いです。

思い思いのカスタマイズが実現できるのも、ランクルシリーズに共通する強靭(きょうじん)なラダーフレームありきだ

 クルマ自身のポテンシャルもありますし、それから、自分で色を塗り替えていくというか、自分で描いていく“白いキャンバス”のような魅力も持っていると思います。

 私はランクルBASEのアンバサダーとして、皆さんをつなぐ最初のきっかけを作るのが使命です。

 そしてそこからつながりが広がって続いていってほしい。将来的には、もっと小ぢんまりとしたイベントで1日中語り合うとか、世界中のファンをつなげるといったことも夢見ています」

「どこへでも行き、生きて帰ってこられる」このフレーズこそがランドクルーザーが世界中で愛され、さまざまな人の相棒として愛されてきたゆえんだろう

 今回のイベントに参加したオーナーからは、「たくさんのクルマ好き、ランクル好きの仲間や開発の人と交流できて良かった」、「これからもこういうイベントなどで、先輩方にいろいろ教えてもらいながら愛車をカスタムしていきたい」といった声も聞かれました。

 朝8時ごろから始まったイベントは、17時過ぎに無事終了。それぞれのストーリーを載せて会場を後にするオーナーも、見送る開発陣・スタッフも、皆笑顔に包まれていました。

日も落ちた17時に退出していくランドクルーザーたち。ライトがついた歴代のランドクルーザーたちがまたカッコいい!

 クルマのある生活が、人とのつながりを広げ、新たな発見や今後の楽しみをもたらしてくれる。ただ便利なだけでなく、そんな充実した時間を味わえることにも気付かされたイベントでした。

「LAND CRUISER & COFFEE 」には、多彩な歴代ランドクルーザーはもちろん、オーナーそれぞれの“ランクルとのストーリー”、そして“人とのつながり”がある!

【画像】50台の歴代ランクルが大集合!「ランドクルーザー&コーヒー」イベントを写真でチェック!(55枚)

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Writer: くるまのニュース編集部

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