ダムド初のシエンタ用ボディキット「STUART」のデザインと使い勝手をママ目線でチェック! “レトロ顔”の細部に込められたそのこだわりとは【PR】

開発の背景にあったダムドデザイナーの生活環境の変化とクルマ選びの条件

 ここからは、スチュアートの開発背景について踏み込んでみましょう。

 英国車のような雰囲気が漂うクラシックなフェイスのスチュアートですが、その優しい表情は既視感があったり、どこか懐かしいと感じたりする人も多いのではないでしょうか。

スチュアートは、英国をほうふつとさせる街並みがよく似合う

 現行モデルであるシエンタにクラシックなフェイスをそのまま取り入れると、シエンタが本来持つボディのデザインとマッチしなくなってしまうため、細部までかなりこだわった造形が取り入れられています。

スチュアート(左)とベース車のシエンタ(右)。どちらもボディカラーはアーバンカーキだが、それぞれ全く違う印象だ

 そのこだわった造形により、フェイスだけ取って付けたような印象を与えることなく、ごく自然な仕上がりになっています。

 ダムドからシエンタ用のボディキットが発売されるのは今回が初めてですが、なぜシエンタ用のボディキットの開発に取り組んだのでしょうか。そこにはダムドのデザイナーである徳田さんの、生活環境の変化があったと言います。

「第一子が生まれ、それまでの愛車であったジムニーを手放してミニバンを探したのですが、僕の条件に合うミニバンがなかったんです。それであれば作っちゃえ!というところから開発がスタートしました」と徳田さんは話します。

 子育てクルマにおける徳田さんの条件は「ネオクラシックでかわいくて、攻撃的すぎず優しい表情。かつ、大きすぎずコンパクトすぎず、ちょうどよいサイズで、さらにスライドドアを持った燃費のよいクルマ」というなかなかのもの。

ダムドデザイナーの徳田さんはシエンタを“最強ファミリーカー”だと評価するものの、フェイスのデザインには手を加えたかったという

 国産車のみならず、輸入車にターゲットを広げても条件に合うクルマが見つからず、デザイン面以外ではぴったりと条件に合ったシエンタをベースにしたスチュアートの開発に乗り出したと言います。

スチュアートのディテールには、ダムドらしいたくさんのこだわりが光る

 ここからは、スチュアートのディテールを細かく見ていきましょう。

 ヘッドライトは、IPF製の汎用(はんよう)ヘッドライト「HL-41」を使用した丸目2灯式。完成車メーカーでも純正採用される同ヘッドライトは、安心のクオリティーです。

クラシックでレトロなフェイスのスチュアートには、その印象を引き立てる電球色のハロゲン球がよく似合う

 デザイナーの徳田さんはスチュアートのデザインについて、もともと湾曲しているフロント周りをそのままクラシックな角張ったフェイスを取り入れるとフェンダーが伸びてしまい、車体に対してフェイスが長くなってしまうという課題があったと言います。

 そのため、ヘッドライトをかなり後方までオフセットすることで、その課題を解消。ライトカウルは、内側を深く、外側を浅い形状かつ、サイド面のウインカー部には現代的な処理をあえて取り入れています。

スチュアートのヘッドライトを横から見ると、後方までオフセットされた様子がよくわかる。純正では非装着のサイドウインカーを配したことも、そのレトロな見た目に貢献している

 徳田さんは「フェイスがサイドへまたがる要素を残すことによって、フェイスとボディサイド面がわかれることなく、現代的なシエンタのボディに合う“ネオクラシックカスタム”を実現できたと思います」と話します。

 デモカーにはクラシックな印象を引き立てる電球色のハロゲン球を採用していますが、もっと明るくしたい!という人はLEDなどへの交換も可能です。

 なお純正機能であるオートハイビームは動作可能。丸目1灯になることでアダプティブハイビームシステムは動作しなくなりますが、メーター内にエラーが表示されないようハーネスやシステムを考慮しているのが、実にダムドらしいですよね。

ユーザーの個性を出す余白を残したグリル 安全機能はもちろん使用可能

 グリルを見ると、ふちはガンメタリックのワンラインを取り入れ、内側はメッシュパターンを採用しています。

 本来シエンタのグリル開口部は、スチュアートの半分ほどしかありません。そのため、メッシュパターングリルの半分ほどはダミーとなっており、開口部はほぼ純正と同等をキープ。冷却効率などは純正と同等になっており、計算し尽くした設計です。

スチュアートのフロントフェイスをさまざまな角度から見ると、隠されたそのデザインへのこだわりが見て取れるだろう

 なおグリルのスターダストパターンには段差を設けており、塗り分けすることも可能。徳田さんは「シルバーに塗ってチェックパターンにするのも楽しいかも」と、ユーザーの個性を出す余白を残しているところもこだわった点だと言います。

 また、安全機能として純正で装備されるレーダーセンサーやソナー、フロントカメラは、純正と同位置にそのまま移植が可能。純正で備わる安全装置は生かしたままカスタムができるのが、実にダムドらしいポイントです。

デザインをこだわりつつ、開口部を純正と同等にしたメッシュパターングリル(左)。安全機能であるレーダーセンサーやソナー、フロントカメラはフェイスがガラッと変わっているにもかかわらず、純正同様の位置にそのまま装着が可能だ(右)

 バンパーに配されるウインカーは、ダムドのジムニー用ボディキットである「little D.」などに使われているダムドオリジナルレンズを採用。ウインカーの周りには、丸い台座形状があしらわれており、丸目ヘッドライトとの相性は抜群です。

 クラシックの現代復活をイメージしてアレンジが加えられたフロントバンパー下部は、前にせり出す形状を採用しています。ただ単にクラシカルにするだけでなく、現代的な要素を取り入れることにより、シエンタにマッチするネオクラシックな雰囲気を醸し出していますよね。

前にせり出す形状を採用したフロントバンパー下部。追加でカスタムや塗り分けを施せば“ボーイズレーサー”的な走りをほうふつとさせる楽しみ方もできるだろう

 また、ロアの開口部は純正と同等にしながらも、左右までラインをつなげることにより、シエンタ純正のサイドドアガーニッシュとの相性がよいデザインです。

ボンネットの装飾が“エモい”ポイント ホイールキャップを塗るのも楽しい

 ボンネットカバーは、純正ボンネットにかぶせる形で装着するパーツ。ヘッドライト上を膨らませたデザインにすることで、よりクラシックな雰囲気を感じさせます。

交換ではなくかぶせるタイプを採用したボンネット。どこを見てもパーツ間のすき間が一定でチリがよく、製品自体のクオリティーの高さが見て取れる

 現代のクルマではあまり見かけないセンター部に設けられた突起の装飾は、エモーショナルな表現でどこか懐かしい印象を与えます。

 ボンネットのボリューム感に負けない存在感を放つ「ボンネットストライプ」は、太めのストライプと細めのストライプを組み合わせたツーストライプ仕様。たったこれだけでも、クラシック感がグッと向上しますよね。

クラシックな見た目に貢献するホイールだが、実は純正ホイールキャップを塗り分けたもの

 フェイスチェンジキットに含まれるフェンダーは、ボンネットやバンパーとのつながりを意識。パーティングラインと呼ばれる合わせ目も、自然に処理することによって、まるで純正然な仕上がりです。

 フロントフェンダーのタイヤ後方に配置されるパーツは、ブラックに塗り分けて別パーツのような見た目に。リアバンパーに純正で配されるブラックパーツと同様に、前後タイヤ後方に配置することで前進しているような印象を与え、よりスポーティに見える造形を採用しています。

 ホイールキャップ自体は純正をそのまま流用していますが、内側をピアノブラック、センターのトヨタロゴ周辺と外側をマットガンメタリックに塗装することにより、クラシックな印象に貢献しています。純正のホイールキャップを塗り分けるだけでこれだけ遊べるのも、面白いですよね。ぜひ参考にしたいポイントです。

リア周りは純正でも違和感のない仕上がり 車検にはもちろん適合で安心

リアはエンブレムをブラックアウトしているくらいだが、フロントフェイスをガラッと変えているにもかかわらず、トータル的に見て違和感なくまとめられている

 リアクオーター下には、ブラックのカッティングをユニオンジャックにした「UKデカール」を採用。

ユニオンジャックのカッティングを施すといった遊びゴコロも忘れていない。「UKデカール」はダムドで購入できる販売品だ

 デカールを施すことによって、サイドウインドウ下ラインがストレートに通るようになり、伸びやかな印象を与えます。

 リア周りはエンブレムをブラックアウトしている以外特に変更点はありませんが、リア周りが純正でもフロント周りと違和感なくまとめられているのは、さすがダムドと言ったところ。

 なおスチュアートのフェイスチェンジキットは、全長および全幅は純正サイズのまま。もちろん車検にもそのまま適合するよう考え尽くされているので、その点も安心ですよね。

数多いシエンタだからこそ人と違う個性を コンプリートカーでも購入できる

 安心のトヨタ製でスライドドアを採用したミニバンで燃費がよく、かつ安全装備も充実している“最強ファミリーカーのシエンタ”をレトロな見た目にできるスチュアート。

 すでにシエンタに乗っている人にはもちろんおすすめですが、まだシエンタに乗ってない人は、全国に約400店舗あるダムドの特約店で完成車のコンプリートカーとして購入が可能です。

何げない日常を彩るスチュアートは、ファミリーカーとしてはもちろん、シエンタの室内空間を生かした趣味車としてもおすすめだ

 コンプリートカーなら手間いらずで、デモカーと同様のスチュアートがそのまま手に入ります。

「人気車種だから街でいっぱい見かけるシエンタですが、フェイスを変えれば人とかぶらなくてとってもよいです!」とみのりさんが言うように、数多いシエンタだからこそ、人と違う個性を出せるスチュアートはとても魅力的ですよね。

 ライフスタイル的にコンパクトミニバンがほしいけど、スタイルにも妥協できない! と考える人にとっておきなスチュアート。ファミリーカーの購入や乗り換えを検討中の人には、見逃せない1台ではないでしょうか。

この記事を見たパパはママに、ママはパパにスチュアートをぜひ勧めてみては。スチュアートがそばにいれば、何げない日常がきっと今まで以上にすてきなものになる

[Model:みのり、ゆづき Photo:土屋勇人 Text:くるまのニュース編集部]
[Location:Lucy Gray]※特別に許可を得て撮影しています

【画像】みのりさんとゆづきくんも絶賛! スチュアートでドライブした様子をもっと見る(90枚)

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