新型アルファード/ヴェルファイア(40系)にベストマッチ! RAYSの新作鍛造ホイール「VMF L-01」で高級感と高い走行性能を実現する【PR】
今春に発表・発売された、RAYSの大型ミニバン/SUV/クロスオーバー/EV車などに対応した新作の鍛造(たんぞう)ホイール、「VMF L-01」を40系ヴェルファイアに装着してみました。「明快さは美しさの本質」というキャッチコピーのもと発表された「VMF L-01」には、いったいどのような特徴があるのでしょうか。
フルモデルチェンジをした新型アル/ヴェルのホイール選びには注意が必要
2023年6月に新型となる40系へとフルモデルチェンジを果たしたトヨタのフラッグシップミニバンであるアルファード/ヴェルファイアが、まもなく発売から1年となり、街中でも走る姿を見かける機会が増えてきました。
そうなってくると、すでにアルファード/ヴェルファイアを愛車にしているオーナーにとっては、他の同型車と差別化を図りたくなるというのがクルマ好きのサガと言えるのではないでしょうか。
ですが、40系となったアルファード/ヴェルファイアは、ホイールピッチ(P.C.D.)が従来型の114.3から120になり、ボルトの径も併せてM12からM14に変更されました。そのため、従来型で使用できたホイールが新型では流用できなくなってしまったのです。
新型アル/ヴェルは超重量級! 選ぶホイールには高い強度が必要不可欠
また意外と見落としがちですが、新型では最も軽い仕様のアルファードのガソリンモデルでも車両総重量が2445kgで、最も車重があるヴェルファイア エグゼクティブラウンジのHEV E-Fourモデル(ユニバーサルステップ付き)に至っては車両総重量が2725kgと超重量級の車両となったことで、ホイールに求められる耐荷重も高いものとなっています。
そのためP.C.D.などのサイズ的には装着できるホイールだとしても、耐荷重をクリアできていないホイールは車検を通すことができないだけでなく、走行する際に危険な状況に陥ってしまう可能性すらあるのです。
重量級マシンにも対応した大口径鍛造ホイール、RAYS VMF L-01
そんな迷える40アルファード/ヴェルファイアオーナーにオススメしたいのが、国産ホイールメーカーの雄、RAYSが今春リリースしたニューモデルのホイール「VMF L-01」です。
VMFとはVERSUS MODE FORGED(ベルサス モード フォージド)の頭文字を取ったブランドで、欧州テイストを込めた最新のデザインが人気のVERSUSシリーズのうち、FORGED(鍛造)製法のホイールのみをラインナップするシリーズです。
ちなみに鍛造(たんぞう)ホイールとは、加熱したアルミ素材を専用の鍛造機を使ってベースの形を成型し、そこからベースとなる素材に大きな圧力を加えて素材を圧縮することで生まれます。鍛造製法で作られたホイールは、型に素材を流し込んで作られる鋳造(ちゅうぞう)ホイールとは違って、鋳造ホイールよりも軽量で高い強度と剛性を実現したホイールが出来上がります。
今まで鍛造ホイール=スポーツホイールというイメージが強くありましたが、「VMF L-01」では大型の高級車にマッチする美しいデザインと、鍛造ならではの高い強度と剛性、さらに軽さも兼ね備えた新機軸の鍛造ホイールになっているのです。
重量化・大径化が進む高級SUVやクロスオーバーに完全対応
VMFブランドの新作である「VMF L-01」は、エッジの効いた細いフィンスポークという、シンプルが故の美しさが高級感を放つデザインとなっており、リム外周のギリギリまで伸ばされたスポークがさらなる足長感を演出するスタイルが特徴です。
鍛造製法故の軽量・高剛性という美点は、アルファード/ヴェルファイアのみならず、高級SUVやクロスオーバー車、そして近年シェアを伸ばしている電気自動車などの重量級マシンにも適応すべく、VIA限定荷重値は840kgに対応しているという点も見逃せません。
そのため、ヴェルファイアの最重量グレードであるエグゼクティブラウンジのHEV E-Fourモデル(ユニバーサルステップ付き)の、後軸重1390kg(1軸あたり695kg)にも余裕で対応できる安全性を持っています。
現在のサイズラインナップは21インチのみで、リム幅は8.5Jから11Jまでを設定しています。P.C.D.は108、112、114.3、120と国内外の幅広い車種に対応できるサイズがそろっており、カラーはセミグロスブラックとシャイニングライトメタルの2色が用意されていますが、カスタムカラーにも対応しているため、既定色以外のオプションカラー15色へカラーオーダーで変更が可能という点にも注目です。
HKSの車高調でローダウン 組み合わせるタイヤはトーヨー製をセレクト
そんな「VMF L-01」の40アルファード/ヴェルファイア用として9Jインセット+38が用意されますが、こちらはローダウン済みの車両でいい感じのツラになるいわゆるチューナーサイズです。そのため今回は実際に車高調でローダウン済みの40ヴェルファイア エグゼクティブラウンジ E-Fourに装着してみることにしました。
この車両にはHKSのハイパーマックスS(5月発売の量産試作品)が装着されており、ノーマルよりもフロント30ミリ、リア15ミリのローダウン量になっています。ハイパーマックスS共通の単筒式で、フロントは剛性が高い倒立式が採用され、デュアルプリロードバルブシステムにより滑らかな動きを実現しています。減衰力は30段調整機構となっており、“走り心地”という新たな価値観を創造した快適かつ愉(たの)しい走りを実現するサスペンションキットになっています。
そして「VMF L-01」に組み合わせるタイヤは高次元のハンドリング性能とブレーキ性能、そして環境にも配慮したプレミアムスポーツタイヤである、TOYO TIRE製のPROXES Sport2(プロクセススポーツ2)の255/40R21をセットしました。
プロクセススポーツ2はエクストラロード規格のタイヤで、ロードインデックスは102と重量級の車両にも対応したスペックを持つものになっています。
40系アルファード/ヴェルファイアには21インチがベストバランス!?
実際に「VMF L-01」をヴェルファイアに装着してみると、車格の大きなヴェルファイアにはやや物足りない純正19インチホイール装着状態の印象が、2インチアップの21インチとなった事でボディとホイールのバランスが良くなり、一気にスタイリッシュさが強調されました。
細身のフィンスポークが上質な雰囲気を醸し出しており、21インチという大口径ホイールでありながら、やり過ぎ感のない大人のカスタマイズカーといった仕上がりで、40系のアル/ヴェルを品よくまとめたい人にはかなりオススメできるセットアップと言えそうです。
気になって実際にタイヤホイールの重量を量って見たところ、純正の19インチホイール&タイヤが27.3kgだったのに対し、21インチの「VMF L-01」とプロクセススポーツ2の組み合わせでは24.5kgで、2インチもアップしたにもかかわらず、1本あたり2.8kg、4輪合計で11.2kgの軽量化になりました。
一説によると、バネ下(サスペンションより下の部分)の軽量化はバネ上(ボディ本体)の10倍の効果があると言われているため、その理論を当てはめると100kg以上の軽量化をしたのと同じ効果があるということになります。
デザイン・剛性・軽さと全てを備えた新型アルヴェル用最強ホイール!
実際に「VMF L-01」を装着したヴェルファイアに乗ってみると、2インチもインチアップしているにもかかわらず、インチアップをしたときにありがちな出足のモッサリ感や段差やギャップを超えたときの突き上げ感もなく、インチアップによる弊害は皆無です。
ホイールが交換された40系アル/ヴェルはまだまだ少ないため、「VMF L-01」を装着すると他の同型車との差別化もでき、所有する喜びをさらに高めてくれそうです。
今回は「VMF L-01」を40系ヴェルファイアに装着しましたが、前述したように「VMF L-01」は国内外のさまざまな重量級SUV/クロスオーバーにも対応したサイズ展開になっているため、ドレスアップと走行性能の向上を両立したいと考えている方は要チェックのホイールであることは間違いありません。
[Model:藤井マリー Text:小鮒康一 Photo:土屋勇人]
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。