専用エアロが空力を最適化 ホンダ 「フリード」の「Modulo X」という選択肢【PR】

日常の走りから風を味方につける「実効空力」とは?

 実は今回、風力発電所を目的のひとつとしたのは理由があります。

 風力発電所といえば大きな風車を回して電気を起こす姿が象徴的ですが、あの羽根は空気の流れを綿密に計算してもっとも効率のいい形状で作られたものです。

 つまり、風を味方につけているというわけです。

潮来インターチェンジを降りて一般道で「かみす洋上風力発電所」へ。まだ距離はあるものの、遠くからでも確認できる巨大な風車が見えてきました

 何を隠そう、風を味方につけるというアイデアは「Modulo X」にも盛り込まれている重要なポイント。それが「実効空力」をコンセプトとするデザインのエクステリアパーツです。

 たとえばフロントエアロバンパーの側面にある「エアロフィン」は、フロントタイヤ周辺から発生する乱れた空気を車体側面から遠ざけて旋回性能を高める形状です。またバンパー下は中央をなだらかな傾斜(スロープ)状にすることで床面中央に速い空気の流れを生んで、車体の浮き上がりを抑える「エアロスロープ」となっています。さらに、その左右はホイールハウス(タイヤのまわり)を通る風の流れをスムーズにすることで、サスペンションの動きをよくする「エアロボトムフィン」と呼ばれる形状になっています。

フロントエアロバンパー側面に装着されたエアロフィンは、後付けではなくバンパーと一体化したデザインになっています
フロントエアロバンパー下部には、車両床下への空気の流れをコントロールする「エアロスロープ」や「エアロボトムフィン」も装着されます

 空気を味方につけて走行安定性と乗り心地をよくする、「意味のあるデザイン」というわけです。

 空力といえばなんだか「レーシングカーが速く走るため」、もしくは市販車だと「抵抗を減らして燃費をよくするため」と思われがちです。しかし、「Modulo X」では市販車の走りをレベルアップする効果もしっかりあるのです。それが、単に見た目だけのカスタマイズとは違うところです。

見た目だけでなく性能も実証された専用アイテムが、走りの違いに確かに繋がっていることを実感できます

 なかには「空力は速度が上がらないと効果が分からないのでは?」と思う人もいるかもしれません。

 確かに速度が上るほど空力のメリットは高まり、高速道路のような速度領域になるとその効果はしっかりとわかります。ですが、高速域で突然に効果が出てくるわけではなく、速度が高まるにつれて少しずつ効き始めるので、実は高速道路を走らなくてもしっかり効果があります。そうした日常の速度域でも体感できる空力効果が、ホンダアクセスの手掛けている「実効空力」なのです。

海沿いに並ぶ「かみす 洋上風力発電所」へ

 風力発電機の支柱の高さは約60mで、1本の羽根の長さは40m。そんな大きな風車が15基も並ぶ「かみす洋上風力発電所」は、なんとも風の力の偉大さを感じさせる風景です。1基あたりの発電出力は約2000キロワットで、「かみす第1洋上風力発電所」と「かみす第2洋上風力発電所」の15基を合計すると約1万5000世帯分の電気をまかなえるキャパシティがあるのだとか。

巨大な風車が海沿いの約5kmの直線路に並ぶ光景は圧巻です
フリードモデューロXも、目に見えない「空気の力」を体感させてくれる1台

 空気の動きは目に見えないのでその効果はわかりにくいですが、味方につけることでとてもとても大きな力を発揮してくれます。「フリード Modulo X」に盛り込まれた空力デバイスも、走行安定性、乗り心地アップ、そして走りの楽しさと3つの価値をユーザーにもたらしてくれるもので、運転している機能は目に見えるものがすべてではないとあらためて感じずにはいられません。

「リアシート」の居住性や乗り心地は実際どう?

 かみす洋上風力発電所の次は、千葉県銚子市にある犬吠埼灯台へ向かい、周辺の観光スポットを巡ってみます。

 ここからは、運転席だけでなく、ファミリーカーとして大切な居心地や乗り心地を確認するために、2列目や3列目に座ってみることにしました。「フリード Modulo X」も含め、フリードの2列目はふたり掛けのセパレートシート(キャプテンシート)と3人掛けのベンチシート(6:4分割タンブルシート)が選べ、乗車定員はそれぞれ6名と7名です。

利根川に架かる「銚子大橋」を渡って、茨城県神栖市から千葉県銚子市へ向かいます
犬吠埼灯台に到着!出発した際に都内は猛暑でしたが、海風漂う銚子はむしろ涼しさを感じるくらいの心地よさでした
犬吠埼灯台近くにある、今年で開業100周年を迎える銚子電気鉄道の「外川駅」にも立ち寄ってみました。周辺道路はかなり狭い場所ですが、こういった場面でもフリードの取り回しの良さが光ります

 試乗車は6人乗りのセパレートシートで、そのメリットは開放感が高いことです。また、前後ウォークスルーを使えば3列目アクセス時に2列目を倒す必要がないので、2列目にチャイルドシートを2脚装着しても3列目を利用可能、という、小さな子どもがふたりいるファミリーには実用面でのメリットもあります。このセパレートシートは、同クラスのライバル車には見られないものです。

キャプテンシートと呼ばれるセパレートタイプの2列目シートは、両側にアームレストが装備されるのも嬉しいポイントです

 車体がコンパクトだから、「2列目が狭いのでは?」と心配する人もいるかもしれませんが、実際に乗ってみるとそれが杞憂に終わることはすぐにわかります。車体の大きいミニバンほどの広さはありませんが、必要にして十分で、コンパクトな見た目からは想像できないほどゆったりと座れて快適です。

 走行時は、磨き上げたサスペンションと実効空力のエアロのおかげで、フラットライド感が高く、その落ち着いた乗り心地はさすが「Modulo X」だと感じました。

気になる3列目シートの乗り心地は?

 3列目は、ホンダ「ステップワゴン」ほどの広さはありませんが、かといって窮屈かといえばそうではなくて、大人が座っても長距離移動が苦痛になるようなことはないスペースが備わっています。小さな車体なのに、6人もしくは7人が無理なく座れるパッケージングが絶妙です。車体サイズと実用性のバランスがいいですね。

3列目シートの空間も、非常用ではなく成人男性が座っても十分に実用的な広さが確保されています。頭上空間も余裕たっぷり!
青空も見えてきたところで、千葉県旭市にある「道の駅 季楽里あさひ」に立ち寄ってみました
レストラン 四季食彩館のしょうが焼き定食(税込1,100円)は絶品の美味しさ!旭市の豚肉出荷量は全国でもトップクラスを誇ります

 ホンダ「フリード」は、車体が小さいことから駐車場や狭い道など日常の運転が楽でありつつ、3列目まで実用的でロングドライブもこなせるクルマです。使いやすさをギュッと凝縮したかのようなキャラクターは、多くの人のカーライフに寄り添ったものといっていいでしょう。そのうえでスタイリングを個性化し、室内をひときわ上質に仕立てつつ、走りの安定感や楽しさと高めた「フリード Modulo X」なら、さらに満足度が高まることは約束できます。

 もちろん一般的なグレードと同様にディーラーで購入できますから、検討する価値は大いにアリですよ。

「Modulo X」の魅力をぜひ皆さんも1度味わってみてください

【画像】コンパクトミニバンとは思えぬ動的質感!「フリード Modulo X」の写真をもっと見る(全39枚)

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Writer: 工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに寄稿している。執筆で心掛けているのは「そのクルマは誰を幸せにするのか?」だ。現在の愛車はマツダ CX-60/ホンダ S660。

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