ダカールラリーで市販車部門優勝! ラストランの「ランクル200」 9連覇の偉業を支えたタイヤとは【PR】

2022年1月1日から14日までサウジアラビアで開催された「ダカールラリー2022」において、トヨタ車体のラリーチーム「チームランドクルーザー・トヨタオートボデー(TLC)」の「ランドクルーザー200」が市販車クラスで優勝を果たしました。ダカールラリーラストランとなるランクル200で9連覇の偉業を達成した242号車のドライバー、三浦昂選手に話を聞きました。

今回のダカールラリーは市販車クラスにとって非常に過酷なコースだった

 ニュースなどですでに知っている人も多いと思いますが、ダカールラリー2022に参戦したトヨタ車体「チームランドクルーザー・トヨタオートボデー(TLC)」の2台のランドクルーザー200が、T2市販車クラスでワン・ツーフィニッシュを果たしました。

 見事、9大会連続市販車クラス優勝という偉業を成し遂げました。

ダカールラリー2022で市販車クラス優勝を果たした242号車、三浦昂選手/ローラン・リシトロイシター選手組のTLCランドクルーザー200

 ダカールラリーは、パリ・ダカールラリーに端を発する“世界一過酷”といわれるモータースポーツ。なかでもTLCが参加するT2市販車クラスは改造範囲が非常に限られており、出場車両のほとんどのパーツは市販実績のあるものに限るという、極めて厳しいレギュレーションが定められています。

 ちなみに今回、総合優勝を果たしたトヨタ「GRダカールハイラックスT1+」ですが、見た目は完全なレーストラックで、厳しいオフロードを攻略するために各部が規定内で目一杯チューニングされています。そんなモンスターマシンですら完走を果たすことが容易ではないのが、ダカールラリーです。

「今年の大会は、我々が出場した市販車部門にとって非常に厳しいものだったと思います」と、同クラスで見事に優勝を果たした242号車のドライバー、三浦昂選手はしみじみ語ります。

 三浦選手によれば、市販車クラスにとって厳しくなった要因はふたつ。まず、毎日の競技コースの中に、ガレ場、砂など多様な路面が用意されていたこと。これまでの大会では日によって、砂がほとんどだったり、硬い路面がほとんどだったりと、比較的同じような路面状態が続いたといいます。これがすべてミックスになったことで、足まわりのセッティングが非常に難しくなってしまったそうです。

2022年1月2日のSS「ステージ1B」は岩場もある変化に富んだステージだ
1月4日の「ステージ03」は柔らかい砂丘が続く。非常に難しいコースだった

 ふたつめの理由は、T1改造車クラスとのマシンの性能差によるルートの選択。今大会からはT1クラスのレギュレーションが変更されたことで、トップクラスのマシンの走行性能が向上し、ルートマップにはない所をどんどんとショートカットできるようになったのだといいます。

 後続の車両は、時として先行車のトレースを参考に進むため、T2市販車クラスのマシン性能では極めて危険なシチュエーションに入らなければいけないことがあります。仮にそのルートを回避する場合、前人未踏のルートを探さなければならないというナビゲーションの難しさも加わるのです。

 三浦選手らTLCは、T2市販車クラス9連覇という目標を持っているだけでなく、総合順位でどこまで上に付けるかにも挑戦しているわけですが、ダカールラリー攻略のために作られた専用マシンと肩を並べることがどれほど大変なのかは、想像に難しくありません。

ラストランとなるランクル200で9連覇の偉業を達成、優勝した242号車のドライバー三浦昂選手

 ちなみに、なぜTLCはそれほど大変な市販車クラスに出場するのでしょうか。

 それは高い技術力、品質の実証にあります。ランドクルーザーは、トヨタ車体が製造していますが、ダカールラリーのような過酷なシチュエーションで実績を上げることで、ランドクルーザーというクルマの性能の高さをアピールできます。

 ユーザーの手元に届くクルマとほぼ変わらないパーツを組んで作ったマシンが、過酷なラリーで優勝するわけですから、それほどユーザーに対して有効かつ即効性のあるアピールはありません。また、トヨタ車体にとっては技術力のアピールだけでなく、社員のモチベーションアップ、優秀な人材確保にもつながります。何せ、チーム代表、チーム監督、エースドライバーは同社社員なわけですから、職場の人々に大きな夢や希望を提供することができます。

ダカール9連覇達成! TLC「ランクル200」とトーヨータイヤの戦いを画像でチェック!(31枚)

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