パナソニック「ストラーダ」の新型モデルを普段使いで徹底チェック!衝撃とも言える映像美にカーナビの未来を見た【PR】

都市部では特に際立つ「HD美次元マップ」の3Dマップの実力

元々高速道路などの入口や交差点などのリアル3D表示は定評があった
横浜ランドマークタワーに代表されるビル群や高層マンションなどが多くあるが、3Dマップで表示した時の表現力が素晴らしい

 環八を南下していき、第三京浜の玉川ICからみなとみらいICまで向かいました。その道中でもリアルな地図案内によりスムーズに移動することができました。

 元々高速道路などの入口や交差点などのリアル3D表示は定評があったのですが、特にHD化されたことで改めてくっきりとした表示を体感、そもそも地図は凝視する物ではないので、瞬時の判読性が重要です。その点でも大画面&HD地図によるドライブサポート性能の高さを改めて感じました。

 自動車専用道路を走り、横浜のみなとみらいエリアに到着しました。このエリアは横浜ランドマークタワーに代表されるビル群や高層マンションなどが多く建っています。

 特に3Dマップで表示した時の表現力は見事としか言いようがありません。普段からこのエリアは仕事で頻繁に走っていますが、実際の風景と3Dマップがシンクロする感覚がとても新鮮です。

 また数多くのビル群があると「自車マークが見にくいのでは?」と思ったのですが、実際は自車マーク近くのビル群は透過表示されるので自車マークもしっかり見えますし、さらにその先にある直接影響の無いビル群は透過させないことで全体の把握もしやすくなっています。

グリグリ動く地図に驚いた! 進化した「ダイレクトレスポンス2」

「ダイレクトレスポンス2」の実力を再度テスト、2D⇔3Dの切り替えは2点ドラッグで、また2本の指で円弧を描くようにドラッグすると自車位置を中心に地図が回転する

 HD美次元マップの美しさはもちろんですが、冒頭に述べた「ダイレクトレスポンス2」の実力を再度テストしてみました。

 地図の傾き、つまり2D⇔3Dの切り替えは2点ドラッグで、また2本の指で円弧を描くようにドラッグすると自車位置を中心に地図が回転します。使ってみると周辺をちょっと調べる際にも便利であることがわかりました。

 そして筆者がどうしてもやりたかったのが3D表示状態で地図をグリグリ休むこと無く動かすことです。

 一体何のことか?と思うかもしれませんが、3D地図の場合、前述したようにビル群などはポリゴン、いわゆる多角形で表示されます。当然、2D地図より処理能力が問われます。

 ここで地図をグリグリ動かすとナビによっては処理能力やメモリーの関係でスクロールが急に遅くなってしまうケースがあります。

 しかし新型ストラーダは驚くことにこのテストにもへこたれることなく、地図スクロールは指の動きに追従し、描画も途切れることがありません。

 伝えたかったことはHD美次元マップという、情報量の多いマップを極めてスムーズに動かすプラットフォーム、この両方が高度にバランスよく動くことで新ストラーダは高い性能を実現しているということなのです。

高速の逆走も音と告知で注意喚起!充実の「安全・安心運転サポート」機能

逆走をしないようにSA/PAでエンジン再始動に音声とポップアップで注意を促してくれます。(※5)

 世の中的には大分認知されてきた高速道路における「逆走行為」。これに関してもストラーダは長きに亘り「安全・安心運転サポート」機能を採用しレベルアップさせることで、高速道路のSA/PAなどから走り出す際に逆走注意を促し、また万が一逆走した場合も画面上に逆走注意警告を音声とともに表示します。(※5~7)

 またみなとみらいエリアの一般道を走っていた際に設置が増えている「高度化光ビーコン」による「TSPS(信号情報活用運転支援システム)」にも対応しています。

 これは専用のETC2.0車載器を組み合わせることで赤信号減速支援などナビ画面上や音声で案内することで安全運転をサポートする機能です。環八を走行中にもこのシステムが増えていることを体感しましたが、これらの先進安全機能にも対応している点もストラーダの魅力と言えます。

専用機の強み! 長いトンネルでも自車位置が狂わずに安心して走行できる

専用機ならスマホのナビアプリとは違って、自車位置のロストは発生しにくい
みなとみらいから少し遠回りをして外環道(C3)を使って埼玉県にある秋ヶ瀬公園へ

 最後は少し遠回りをして外環道(C3)を使って埼玉県にある秋ヶ瀬公園に向かいます。

 実は筆者はこの外環道の松戸ICの近くに住んでいるのですが、東関道の高谷JCTから三郷南ICまでの約15.5kmが開通したことで横浜を含めた県外へのアクセスが一気に向上しました。目的地の秋ヶ瀬公園はクルマでのアクセスが非常に楽なことや何よりも緑が多く、ドライブがてらに休日の癒やしの場所としても気に入っています。

 このルートでは、特に「VICS-WIDE」を活用し渋滞を避けたルートを提案する「スイテルート案内」が活躍しました。(※8)

 またストラーダチューン内にある「ルートチューン」には渋滞回避のレベルを5段階から選択できます。筆者は常に一番「強」を選んでいますが、こうすることで積極的に新しい回避ルートを提案してくれます。(※9)

 さらに感じたのはこれまで何回も触れてきた自車位置精度です。高谷JCTから松戸ICまでの区間はほとんどがトンネルです。基本的にはGPSなどの衛星からの電波は受信できません。つまりカーナビ本体の自車位置精度に委ねられるわけです。

 実際、頻繁に使うからこそわかるのですが、人気のスマホナビアプリはこのエリアでは自車位置のロストは頻繁に発生します。しかしストラーダの場合、専用機の強みが生かされます。安心して走行できる点はやはり大きなメリットだと思いました。

地図や案内だけじゃない!ストラーダの魅力

最終目的地である秋ヶ瀬公園に到着
音場を持ち上げる「極サラウンド」という高音質サウンドモードが追加された

 今回の最終目的地である秋ヶ瀬公園に到着してからは、少しウォーキングをしたり緑を眺めながら「癒やしの時間」を楽しみます。そしてブルーレイディスクの再生機能を使って映画を少し楽しみました。

 カーナビゲーションでは業界唯一(※10)となる有機ELディスプレイは、黒が引き締まることで美しさが際立つ映像はもちろんなのですが、今回オーディオ関係もレベルアップしており、こちらも人気の「音の匠」モードにも新たに音場を持ち上げる「極サラウンド」という機能が追加されました。

 これが映画との相性も良く、車内をエンタメ空間として楽しむのには臨場感があって良いと感じました。さらにHDMI接続も可能なので対応機器、例えば「Amazon Fire TV Stick」(※11)を接続すればストリーミング動画も楽しめます。

将来性抜群の新機能が満載!新たなステージへ到達した新型ストラーダ

手持ちのスマホやWi-Fiルーターとテザリング(接続)することで「ボイスサーチ」機能が使用可能になる
マスクをしていても、目的地設定に関しての音声認識は今回の試乗では100%ヒット

 最後に今回、個人的に気に入ったのが「Wi-Fi接続機能」に対応したことです。新機能として搭載された「ボイスサーチ」機能は手持ちのスマホやWi-Fiルーターとテザリング(接続)することで目的地設定などをインターネット上の膨大なデータから検索しルートに反映することができます。

 特筆なのはその認識精度、取材中は当然マスクを装着していましたが、目的地設定に関しての音声認識は100%ヒットしました。わざわざアプリを立ち上げなくてもワンタッチで起動できますし、現在は約1700種類のジャンルとキーワードから検索できるそうですが、この部分は今後も進化していくことは間違いないでしょう。

 HD美次元マップや新プラットフォームによるナビ能力の向上は誰もが「見て」「触れる」ことで体感できます。

 これまで進化を続けてきたストラーダですが、今回の新モデルにより新たなステージに到達したと言っても間違いないと感じました。

※5 パーキングエリア(PA)、サービスエリア(SA)によっては、案内されない場合があります。
※6 逆走検知警告は高速自動車国道、都市高速道路などで案内します。
※7 すべての場合での逆走検知を保証するものではありません。
※8 渋滞回避により再探索されたルートは意図したものとは異なる場合があります。
※9 レベルを調整しても、ルートが変わらない場合があります。
※10 国内市販AV一体型ナビゲーションとして。2021年9月末現在。
※11 視聴するにはWi-Fi接続によるインターネット接続環境が必要です。通信会社との契約が必要な場合がありますので、ご使用になる前に契約内容をご確認ください。

[Text:高山正寛 Photo:和田清志]

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