2025年12月2日、トヨタは公式サイト上で、新型スポーツ車両を同月5日に世界初公開すると発表しました。

　この新型モデルの正体については、これまでの経緯から「GR GT」と「Sport Concept」と呼ばれる車種の市販モデルである可能性が極めて高いと推測されています。

　過去に行われたティザーでは、トヨタの伝説的スーパーカー「2000GT」やレクサス「LFA」と並んでいる画像も公開されており、両車の系譜を継ぐ本格的なスポーツ性能を備えた新たなスーパーカーが誕生すると期待が高まっています。

　GR GTのルーツは、2022年の「東京オートサロン」で披露された「GR GT3 Concept」まで遡ります。

　さらに2025年7月、「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」では「TOYOTA GT Concept」「TOYOTA GT Racing Concept」がサプライズ公開され、開発が着実に進んでいることが示されてきました。

　2025年10月には、富士スピードウェイ内の一角が「GR GTコーナー」に改名され、2000GT・LFA・GR GTの3台が並ぶ看板とともに、「THE SOUL LIVES ON.（魂は生き続ける。）」という象徴的なフレーズも掲げられました。

　さらに、トヨタのオウンドメディア「トヨタイムズ」のライブ配信では、豊田章男会長自らが開発に関与していることを明言。

　力強いエンジンサウンドやシフトダウン時のブリッピング、アクセルオフでのバブリング音も公開され、有段ギアを持つ内燃機関、またはハイブリッドを組み合わせた純粋なスポーツカーであることが確認されました。

　豊田会長は「音にこだわった」と語り、その本気度を強調しています。

　また2025年10月末の「ジャパンモビリティショー（JMS）2025」では、このGR GTとプラットフォームを共有する兄弟車とみられるレクサス「Sport Concept」が登場し、大きな注目を集めました。

　2021年の「バッテリーEV戦略説明会」で披露された初期コンセプトをベースに、より現実的な形へ進化したこのモデルは、ロングノーズ×ショートデッキという理想的なスポーツカーの比率を持ち、大型エアアウトレットが高性能を予感させる仕上がりとなっています。

　こうして、トヨタとレクサスという異なるブランドが、共通する「走る歓び」を軸に開発した兄弟車となる可能性が高まっており、今回のティザー公開によって12月5日の正式発表への期待はさらに強まりました。

　2000GTとLFAのDNAを継ぎ、トヨタの次世代スポーツカー像を体現するこの新型モデル。

　果たして自動車史にどのような新たな1ページを刻むのか、世界中のクルマ好きを惹きつけています。

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　SNSでは、トヨタの新型スポーツカーに対して早くも注目が集まっています。

「5日の発表が楽しみ！」「カッコ良さそう」と期待の声が多く、わずかな画像にも関わらずデザイン面への評価が目立ちました。

　一方で「おそらく手が届かない…」といった現実的な反応や、「もっと見せて！」と続報を求める声もあり、正式公開を待ち望むユーザーの熱量が日に日に高まっている様子がうかがえます。

　なお、今回の世界初公開は、2025年12月5日11:00〜11:30（予定）に実施され、代表取締役会長・豊田章男氏、執行役員／Chief Branding Officer・サイモン・ハンフリーズ氏が登壇することも明らかになっています。