トヨタ新型「ハイラックス」世界初公開へ 待望の全面刷新!? ディーゼル&BEV設定か… 11月10日にタイで発表

トヨタのタイ法人が新型「ハイラックス」のティザー映像を公開。2025年11月10日のライブ配信で詳細が発表され、BEVモデルやGRバージョンなど、大幅な進化が期待されます。

え? トヨタ新型「ハイラックス」世界初公開へ

 トヨタのタイ法人(Toyota Motor Thailand Co., Ltd.)は、公式Youtubeにおいて新型「ハイラックス」のティザー映像を投稿しました。

 2025年11月10日にその詳細が明らかになるようです。

 では、どのような進化を遂げるのでしょうか。

トヨタ新型「ハイラックス」世界初公開か? 11月10日に詳細明らかに
トヨタ新型「ハイラックス」世界初公開か? 11月10日に詳細明らかに

 突如として、ティザー動画が公開されたハイラックス。

 SNSでも注目されているほか、現地メディア向けの説明会とされる内容の投稿も話題となっています。

 その内容は2台のピックアップトラックが2026年度の新型車として登場するというもの。その1台には“BEV”のアイコン。ハイラックスの電動化を宣言する内容と言えます。

 ハイラックスのパワートレインといえば、以前にくるまのニュース編集部がタイ現地で、ディーゼルハイブリッド、FCEV(燃料電池)、BEV(電気自動車)に試乗済み。

 その後ディーゼルハイブリッドは市販化。BEVも「ハイラックス BEV Revoコンセプト」としてお披露目されています。

 そうした動きがあるなかで、今回の新型ハイラックスはすでに、意匠登録申請用のイラストがいくつかのメディアによって報じられています。

 それによると従来モデルのイメージを踏襲しつつも、より立体的かつダイナミックなフロントデザインに進化。オーストラリアの電動化メーカー・LDK社が造った、現行型ハイラックスベースの電動トラック「eT60」を彷彿させます。

 当初の新型ハイラックスのデザインは、米国モデル「タコマ」や「タンドラ」のようなフロントグリルになるのでは、とネット媒体で予想されてきました。そういう点では、まさにeT60のカタチはユーザーの理想形だったのかもしれません。

 しかし、ヘッドライトもフロントグリルもさらに薄くなり、アグレッシブで未来的な造形へと進化していることが分かります。

 またグリル内のトヨタマークは廃止され、「ランドクルーザーFJ」と同じフォントタイプに。

 さらにティーザー動画でのリアコンビネーションランプは、従来型よりも細身となり、こちらも面発光LEDを使った未来的なデザインになっていることが分かります。

 一方、インパネのイラストはタンドラのそれを思わせるデザインとなっています。八角形のメーターフードと、それに合わせた形状の送風口は現代的な雰囲気を纏っています。

 ダッシュボード上に移設された大型モニターの存在が、新時代への移行を物語っているのではないでしょうか。

 ちなみにGRバージョンには、ワイドフェンダーが取り付けられるという噂があります。見た目がスポーティになるだけでなく、ワイドトレッド化すればドライブフィールも大幅に向上。

 これまで乗り心地が堅いと言われ続けてきたハイラックスですが、ジオメトリーの変更で大幅に改善される可能性もありそうです。

 気になるのはやはり搭載パワーユニット。前述の通り、BEVモデルが用意されていることは分かっていますが、日本市場ではやはりICE車が注目されるはず。

 アジア諸国のメディアによれば、従来型搭載の2.7Lガソリンエンジン(海外向け)や2.4ディーゼルターボエンジンは廃止され、1GD-FTV型2.8Lディーゼルターボエンジンに変更される見通しです。

 これはオーストラリア市場対策と考えられ、12月から施行されるユーロ6dへの適合エンジンに変更したと思われます。

 このユニットは「ハイエース」や「ランドクルーザー70」に搭載されているもので、日本でもお馴染み。日本市場でBEV版がすぐに発売される可能性は低いので、まずはこのエンジンで発売されるのではないでしょうか。

 従来ユニットよりもトルク、パワーとも十分なエンジンなので、ユーザーにも歓迎されるはず。ただし、尿素を補充するという手間は増えることになります。

 一方のハイラックスBEVは、現地で販売されているいすゞ「D-MAX EV」に対抗した内容となりそうです。

 タイの現地メディアがメータースケールから予想したところでは、フル充電での航続距離は250km以上は確実。D-MAX EVの航続距離が263kmですので、それを上回る数値を実現していると予想しています。

 駆動システムは前後車軸上にデュアルモーターが取り付けられたフルタイム4WDで、これはD-MAX・EVと同じ。

 ライバル車が2つのモーターで140kW&325N・mというスペックを実現していることを考えれば、それを上回る可能性が大です。

 特にGRバージョンは、航続距離とのバランスを考えたマックスの最高出力が実現されているかもしれません。

 詳細については2025年11月10日に生産国タイなどアジア諸国でつまびらかにされる予定ですが、現在公開されているティーザー動画を観るかぎりでは内容的に相当期待できそうです。

 早ければ日本でも年末までには発表され、2025年中盤には発売の可能性もあります。

 現行型ハイラックスはすでに生産休止となっており、日本国内では注文ができない状態が続いていました。

 そんな中での新型発表は、ユーザーに福音になることは間違いありません。11月10日まで、文字通り首が長くなりそうです。

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Writer: 山崎友貴

自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に転向。登山やクライミングなどアウトドアが専らの趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて現在も連載中。昨今は車中泊にもハマっており、SUVとアウトドアの楽しさを広く伝えている。

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