全長4.5m級の「“新”FRスポーツカー」を日本初公開! 530馬力「直6ツインターボ」×軽量ボディ採用! 車好きも興奮の“超高性能モデル”BMW「M2 CS」登場
BMWのコンパクトスポーツカー「M2」に台数限定のハイパフォーマンスモデル「M2 CS」が設定されました。どのようなモデルなのでしょうか。
日本限定87台の「M2 CS」登場!
BMWジャパンは2025年10月29日、「ジャパンモビリティショー2025」のプレスデーで、「M2 CS(エムツー・シーエス)」を日本初公開しました。
M2 CSは、BMW M社が手がけるハイパフォーマンスシリーズの中でも特別な位置づけとなる限定車で、日本ではわずか87台のみを販売すると発表しています。

発表当日、ビー・エム・ダブリュー株式会社の代表取締役社長・長谷川正敏氏は、M2 CSの助手席に乗ってステージへ登場。注目を集めるなかで、次のようにコメントしました。
「今回、日本で初めてお披露目するM2 CSは、日本で人気の高いプレミアムスモールコンパクトセグメントにおいて、新たな仲間となります。
従来の『M2』より約30kgの軽量化を果たし、3リッター直列6気筒エンジンが最高出力530馬力を発揮する、まさにM2史上最強のモデルです。
その性能はドイツ・ニュルブルクリンク北コースで7分30秒を切り、新たなベンチマークを確立しました。走行性能だけでなく、サイズや扱いやすさの点でも理想的な一台になると確信しています。」
M2 CSのベースとなるM2は、コンパクトなボディに直列6気筒ツインパワーターボエンジンを搭載する後輪駆動のピュアスポーツモデルです。
その伝統は、1973年の「BMW 2002ターボ」や1985年に登場した初代「M3」にまでさかのぼり、コンパクトながら正確なハンドリングとダイナミックな走行フィールを備えた“ドライバーズカー”としての血統を受け継いでいます。
今回のM2 CSは、そのM2をベースにさらなる高性能化を施したモデルで、名称の「CS」は“Competition Sport(コンペティション・スポーツ)”の略称です。
最大の特徴は、徹底した軽量化とパワーアップ。ルーフやトランクリッド、ディフューザー、ドアミラーキャップなどにCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を多用することで約30kgの軽量化を実現しています。
ボディサイズは全長4590mm×全幅1885mm×全高1405mm、ホイールベース2745mm、車両重量1700kg。パワーウェイトレシオを高めつつ、前後重量配分は理想的な50:50を維持しています。
シャシーは専用チューニングが施され、エンジンマウントやサスペンション、DSC/MDM(ダイナミックスタビリティコントロール/Mダイナミックモード)の設定を最適化。サーキットでの精密な操作性と安定性を両立しました。

エンジンはM2に搭載される直列6気筒ツインターボをベースにブーストアップが施され、最高出力は+20馬力の530馬力、最大トルクは+50Nmの650Nmに向上しています。
その結果、0-100km/h加速はわずか3.8秒を誇り、サーキット走行にも対応する圧倒的なパフォーマンスを発揮します(いずれも欧州仕様値)。
残念ながらトランスミッションは8速ATのみで、MT(マニュアルトランスミッション)の設定はありません。
エクステリアは、ブラック基調のボディにレッドのアクセントを加えたモデルバッジを採用。足まわりにはレッドキャリパー付きのカーボンセラミックブレーキを装備し、走りの性能と視覚的なインパクトを両立させています。
インテリアはM専用装備で統一され、センターマーク付きのアルカンターラステアリング、CFRP製センターコンソール、Mカーボンファイバー・トリムなどを採用。前席にはMカーボンバケットシート、センターコンソールには“CS”ロゴイルミネーションが配され、レーシングマインドを強く感じさせる空間に仕上げられています。
また、リアシートには大人2名が着座可能なスペースを確保し、サーキット専用車ではなく日常使いにも対応する懐の深さも備えています。
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価格(税込)は1488万円で、右ハンドルのみの設定。注文受付は全国のBMW正規ディーラーで開始されており、納車は2025年11月以降を予定しています。
Writer: くるまのニュース編集部
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