小さな「新・DELICA」初公開! 2年半ぶりに全面刷新! 三菱「デリカミニ」何が変わった? より“らしさ”が濃くなった!
気になるパワートレインは? 「マイルドハイブリッド」廃止の理由は?
そして気になるパワートレイン。
エンジンはターボと自然吸気を設定して選べるのは従来通りですが、新型では従来モデルにあった「マイルドハイブリッド」は廃止されました。
しかし開発者によると「ハイブリッドは重量増となるしコストも上がる。エンジンの高効率化などによりハイブリッド無しでも従来同様の燃費を実現できている」といいます。
さて、そんなデリカミニをひとことでいえば「よりデリカミニ感が強調された」だと筆者は考えます。
ダイヤル式の走行モード切り替えはその最たる例で、今回のモデルチェンジでライバルにはない個性がしっかり強調されたのではないでしょうか。

ところで今回のモデルチェンジは初代デリカミニ誕生からわずか2年半ほどしか経っておらず、驚くほど早いタイミングと言えるでしょう。
その理由は初代デリカミニは実質的に「eKクロススペース」のマイナーチェンジ版だったからです。
eKクロススペースの登場が2020年春だったことを考えれば、5年が経過しているので順当なサイクルと言えるでしょう。
そして覚えておきたいのは、新しいデリカミニは史上初の「最初からデリカミニとして開発されたクルマ」だということ。
従来型はeKクロススペースをベースに開発されていたからです。
そんな背景を考えれば、新型になりデリカミニらしさがより濃くなったのも当然といえそうです。
Writer: 工藤貴宏
1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに寄稿している。執筆で心掛けているのは「そのクルマは誰を幸せにするのか?」だ。現在の愛車はマツダ CX-60/ホンダ S660。




























