マツダ「新CX-3」 約315万円の「エッセンシャル」! 2.0リッターエンジンで156馬力! “値下げ”の「コンパクトSUV」泰国に登場
マツダのタイ法人は2025年7月3日、現地で生産しているコンパクトSUV「CX-3」を改め新たに「CX-3エッセンシャル」として発売しました。どのようなモデルなのでしょうか。
新CX-3“エッセンシャル”?
マツダのタイ法人は2025年7月3日、現地で生産しているコンパクトSUV「CX-3」を改め新たに「CX-3エッセンシャル」として発売しました。

CX-3は、マツダのグローバル市場を支えるエントリーSUVとして2015年にデビュー。生産拠点を日本に続いてタイにも広げ、現地需要に応えながら周辺国への輸出も行うなど、東南アジア戦略の中心的存在となっています。
同社によると、2025年上半期のタイ国内販売台数はCX-3が821台、「CX-30」が429台、「CX-5」が329台、「CX-8」が102台と、いずれも前年同期比約200%と大幅な伸びを見せているといいます。
その勢いをさらに加速させようと、仕様や価格を見直して発売されたのが今回のCX-3エッセンシャルです。「自分に合う初めてのSUV」をコンセプトに4つのグレードを展開するとともに価格を大幅に引き下げ、従来の76万9000バーツ(約345万円)から69万9000バーツ(約315万円)へと見直され、より手の届きやすい価格帯となりました。
パワートレインは従来と同じ2リッター直列4気筒ガソリンエンジンに6速AT(マニュアルモード付き)を組み合わせており、最高出力156馬力・最大トルク204Nmを発生します。E85燃料(ガソリンにエタノールを85%混ぜた燃料)に対応し、環境配慮と経済性も兼ね備えています。
ボディカラーはソウルレッドクリスタルやエアログレーなど全7色を設定。グレードは価格の安い順に「プライム」「ウルトラ」「ウルトラプラス」「シグネチャー」。
最上級のシグネチャーには電動サンルーフ、BOSEサラウンドシステム、ハーフレザーパワーシートなどクラスを超えた装備内容に加え、キャビン部をブラックとしたツートーンカラーや18インチホイールを採用し、エクステリアにも特別感を持たせています。
主なターゲット層はキャリアをスタートさせたばかりの25〜39歳層から中堅エグゼクティブ。価格の見直しと装備の拡充により、タイ市場での存在感はさらに高まりそうです。
Writer: 近藤 英嗣
新型自動車解説書のテクニカルライターを経て、編集者に。自動車分野を強みとしながらも、ライフスタイル、ビジネス、不動産、旅、グルメなど幅広く取材・執筆する。



















































