トヨタ「マークX“ミニ”!?」がスゴい! 全長4.4m級で「ちょうどイイサイズ」の“コンパクト”セダン! “イケメン”顔のタイ4ドアモデル「ヤリスATIV」とは
豪華な「赤内装」にも驚いた!
インテリアも、ダッシュボードやステアリングホイール、シフトノブ周りなど、現地ヤリスとまったく異なるデザイン。
7インチのメーターディスプレイや、9インチのタッチスクリーン付センターディスプレイなど、デジタルデバイスも惜しみなく投入されているほか、シートやダッシュボードにレッドを基調とした合成皮革をふんだんに使用しており、煌びやかで贅沢な印象を受けました。

現地では赤い革内装のトレンドがあるようで、トヨタに限らず多くの自動車メーカーのクルマでみかけました。
パワートレインは、1.2リッターの直列4気筒ガソリンエンジンにCVTの組み合わせとなっており、駆動方式はFF(2WD)のみ。
このエンジン(3NR-VE型)は、トヨタとダイハツの共同開発で誕生した小型車向けの4気筒ユニットで、高い燃費効率と環境性能を狙ったものです。
日本だとハイブリッドが主流となっているヤリスですが、グローバルではヤリスATIVにこの純ガソリンエンジンを搭載しているようです。
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タイ市場におけるヤリスATIVの価格は、54万9000~69万9000バーツ(約233万円~297万円)。
ヤリスの派生車と考えると高額に思えてきますが、タイトヨタのラインアップの中では、ピックアップトラックの「ハイラックスチャンプ」に次ぐ、2番目にリーズナブルな車両となっています。
「所変われば品変わる」といいますが、グローバル化が進む現代であっても、土地によってクルマが微妙に違っているというのは興味深いもの。
ただちに日本へ導入されることはないでしょうが、ヤリスATIVは自動車メーカーがいかに市場ごとに柔軟な対応をしているかの好例だと感じました。
Writer: 吉川 賢一
日産自動車にて11年間、操縦安定性-乗り心地の性能開発を担当。スカイライン等のFR高級車の開発に従事。新型車や新技術の背景にあるストーリーや、作り手視点の面白さを伝えるため執筆中。趣味は10分の1スケールRCカーのレース参戦、クルマ模型収集、サウナなど





































































