駐車場に現る「謎のトナラー」なぜ存在? ガラ空き“駐車場”で横並びする「理由」は“日本人特有”の「深層心理」が原因?
「トナラー」は日本人の国民性にも由来していた!?
あとから訪れたトナラーがあえて空いている場所を選んだのは、シンプルに「クルマを停めやすいため」だと考えられます。
何もないところよりも、となりにクルマがあるほうが後退時の目安となり、駐車しやすいと考える人は思いのほか少なくありません。
![「トナラー」は日本人の国民性も関係していた!?[画像はイメージです]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2025/05/20240516_tonara_000.jpg?v=1715849650)
そして先客のとなりに停めたのは、無意識に「並べたい気持ち」が湧いたからかもしれません。
様々な国の人たちにシールを渡し、大きなマス目の描かれたボードを提示して「好きな場所にシールを貼ってください」と頼んだところ、海外の人は思い思いの場所にシールを貼るのに対し、日本人は隣接してきれいな列のシールが並んでいたといいます。
この実験を通してわかるのは、日本人はルールを決めていなくても「規則正しく並ぶ」あるいは「並べることが好きな国民性を持っている」ということでしょう。
また1台だけポツンと停めて目立ってしまうよりも、集団で揃っていたほうが「居心地が良い」と考えるのも、同様に国民性といえそうです。
こうした行動は意図的というより、ほぼ無意識でおこなわれていると思われることから、対策のしようがないというのが正直なところ。
あとから訪れるトナラーを避けて駐車する方法についても、残念ながら決定打となるものはなさそうです。
※ ※ ※
トナラーに遭遇した際は、なるべく気にしないことが一番です。
そもそもトナラー自体に違法性はなく、明確な迷惑行為でもないので、間違っても注意や苦言を呈してはなりません。
空いている場所、施設から離れたところに駐車すること自体は無駄ではなく、混んでいるエリアに停めたときよりもリスクは確実に軽減されています。
無駄にイライラするくらいなら、「誰もいない場所で並んでくれたことで、むしろ車上荒らしのリスクをさげてくれた」などとポジティブに受けとめ、穏やかな気持ちで運転を再開しましょう。
Writer: type-e
初心者向けお役立ち情報からマニアックな車種解説まで、幅広いクルマコンテンツを制作するコンテンツメーカー。芸能人・有名人のカーライフもウォッチ。
























