キャンプブームが定着したなか、いま再び注目を集めているのが「ソロキャンプ」です。自分のペースで気ままに自然を満喫できるこのスタイルは、日々忙しく働く人々にとって格別な癒やしとなっています。
　
　そんなソロキャンプにぴったりな相棒として人気を集めているのが、ホンダの原付2種バイク「CT125（以下、ハンターカブ）」です。

　ハンターカブは、「スーパーカブ」をベースに開発された、アウトドアから街乗りまで幅広いシーンにマッチするモデルで、キャンプや林道ツーリングに対応するタフなつくりが特徴です。

　125ccの空冷単気筒エンジンは低速から粘り強く、荷物を積んでも安心して走れるトルクが特徴です。

　燃費効率は66.9km／L（WMTCモード値）、タンク容量は5.3Lと長距離ツーリングにも対応できる走行性を持ち合わせます。

　レッグシールドのないオープンなデザインや、アップマフラー、大径の前後タイヤ、アンダーガードなど、オフロードテイストを漂わせる外観の無骨さも人気の理由です。

　コロナ禍以降、「密を避けたい」「自分の時間を大切にしたい」といった意識の高まりから、ひとりキャンプを楽しむスタイルがさらに広まりました。

　近年はキャンプ場もソロ向けサイトが充実し、キャンプギアもコンパクトかつ高性能に進化。静かに焚き火を見つめ、自然と向き合う贅沢な時間を過ごす人が増えています。

　必要最低限の装備で自由に移動できるバイクは、その流れと見事に合致し、とくにコンパクトかつ積載力、走行性に優れたハンターカブは理想的な選択肢といえます。

　ただし、ソロキャンプを快適に過ごすには、ある程度の道具が必要になります。テントや寝袋、マット、調理器具、テーブルやチェア、さらにはランタンや焚き火台なども欠かせません。これらをすべて積載するには、収納力と積載性が重要になります。

　そこで活躍するのが、ハンターカブの純正アクセサリーです。ホンダではハンターカブ用に多数の純正アクセサリーを展開しています。

　ソロキャンプ仕様としておすすめの装備と価格（2025年4月現在、税込価格）は以下の通りです。

　まず、リアキャリア（標準装備）にトップボックス（3万8720円）を装着。38Lの容量があり、調理器具やギア類を収納するのに役立ちます。ボックス上部はアルミパネルとなっており簡易テーブルとしても使用可能です。

　次に、右側に取り付けるサイドボックスブラケット（3万3638円）と、PP樹脂製サイドボックス（1万3310円）があります。ボックスは2気室構造の防水仕様で、調理器具や衣類などを収納するのに適しています。

　また左側にもサドルバッグサポート（2万5289円）が用意され、これにサドルバック（2万5047円）を装着。サドルバッグは耐久性の高いバリスティックナイロンを使用し、14Lの容量を確保。普段使いも配慮され、ショルダーストラップやハンドルが付属しています。

　さらに、フロントキャリア（1万3431円）を取り付ければ、軽量なギアやシュラフなども前方に積載可能です。

　加えて、タンク上のスペースを有効活用できるセンターキャリア（1万2826円）や、風の影響を軽減するウインドシールド（2万86円）もキャンプツーリングでは重宝します。

　スマホをナビとして使用する場合、便利なアクセサリーソケット（3630円）も欠かせません。

　これらをすべて装備した場合の合計金額は、18万5977円となります。

　新車でソロキャンプ仕様にカスタムしたい場合は、ハンターカブの新車価格（47万3000円）と合わせて、65万8977円（別途諸経費）となります。

　純正品ならではのフィット感や耐久性、デザインの統一感はもちろん、アウトドア仕様としての実用性も抜群です。

　こうしてハンターカブをソロキャンプ仕様に仕上げれば、目的地を選ばずに自分だけの自由なキャンプ旅が実現できます。

　未舗装路や山奥の静かなキャンプ場へも臆することなく走って行けるその頼もしさは、まさに“相棒”と呼ぶにふさわしい存在。

　自然の中で、ひとり時間を楽しむ贅沢な体験を、ハンターカブとともに始めてみてはいかがでしょうか。次の週末、荷物を積んでバイクで出発したくなる…そんな気分にさせてくれる1台です。