「ワイパー」100年前から進化ない? 「ゴムで窓拭く」が理想のカタチ?
ワイパーブレードの種類は豊富、どういうタイプが売れている?
ワイパー自体もかなり進化しており、ワイパーアームの動かし方でふき取り面積を拡大させたり、高速道路などでワイパーブレードが浮き上がらないようにスポイラー形状として風圧でより強い密着性を発揮するものもあります。
また、撥水剤をワイパーゴム自体に練りこむことにより撥水効果を高めるものなど、カー用品店のワイパーブレード売り場に行くと、こんなに種類が多いのか?と驚いてしまうほどです。
実際に多数のワイパーブレードを扱っているイエローハット関町店のフロア担当 中川さんにお話をうかがってみました。
―――ワイパーブレードの種類がいっぱいありますが、どんなタイプが売れていますか?
「売れ筋といえば純正タイプから少しだけゴムが高性能なグラファイトタイプというものが売れています」
―――撥水ワイパーブレードは売れていますか?
「撥水剤を塗布されているお客様には撥水ブレイドがよく売れています。塗布した撥水剤の補充にもなりますし、撥水剤を塗布されたガラスと相性が良くスムーズに動くので、ワイパーゴムがガラスにグリップして出てしまうビビリ音も発生しにくいですからお勧めです」
―――ワイパーのゴムだけを交換するためのゴムも販売されていますが、アームごととゴムだけだとどちらがお得なのでしょう?
「ゴム交換だけの方が安価にできるということで人気がありますが、ひとつのアームでゴム交換は1回までとしたほうがいいと思います。アームの板バネやゴムを入れるレールなども劣化しますので、ゴム交換だけを頻繁に行ってもワイパー性能は充分に発揮できません」
これから雨の多い季節になってきます。今のうちに、愛車に付いているワイパーがしっかり機能しているかどうか、今一度点検をしておきましょう。
【了】