トヨタ“新”「“最安価”ランドクルーザー」どんなクルマ? 400馬力超え「大排気量V6」×10速ATを搭載! 約525万円の「300 GX」とは

2025年3月24日、トヨタは「ランドクルーザー(300系)」の新たな一部改良モデルを発表しました。高価格なSUVですが、最安グレード「GX」はどのようなモデルなのでしょうか。

最安グレード「GX」に注目

 2025年3月24日、トヨタは「ランドクルーザー300」シリーズの新たな一部改良モデルを発表しました。

 法規への対応を中心とした見直しが図られ、安全性と先進性が一段と高められた内容となっています。

 ただし、現在はすでに注文されている車両の生産を優先するため、新規の受注は停止中です。販売再開の時期については明らかにされていません。

一番安いランクルどんなクルマ?
一番安いランクルどんなクルマ?

 ランドクルーザーは1951年に初代「BJ型」として登場して以来、70年以上にわたり世界中で信頼を集めてきた4WD車です。

 歴代モデルはいずれも「どこへでも行き、生きて帰ってこられること」を使命とし、過酷な環境にも耐えるタフさと実用性を追求してきました。

 オフロード性能はもちろんのこと、都市部での快適な乗り味や先進装備も兼ね備えており、ビジネスからレジャーまで幅広いニーズに応えています。

 現行型となるランドクルーザー300は、フレーム構造を継承しつつ新開発のGA-Fプラットフォームを採用。高剛性と軽量化を両立し、200kgの軽量化を実現しています。

 新開発のサスペンションや電子制御ブレーキの搭載により、オンロードでの操縦安定性とオフロードでの走破性を高次元で融合させたモデルです。

 今回の改良では、安全装備の精度向上に加え、TFTカラーメーターの新採用、ディスプレイオーディオの標準化、盗難防止機能の強化などが実施されました。

 とくに、指紋認証スタートスイッチやスマートキー測距システムなど、全グレードに標準装備される先進セキュリティ機能は注目すべきポイントです。

 ラインナップはガソリン・ディーゼルの両仕様が展開され、ガソリン車はエントリーモデルのGX(525万2500円)を皮切りに、AX(563万900円)、VX(643万6100円)、ZX(743万6000円)、GR SPORT(783万6400円)が用意されます。価格はいずれも消費税込です。

 ディーゼル仕様もGR SPORT(813万6700円)とZX(773万6300円)の2グレードが用意されています。

 ランドクルーザーの価格は決して安いとは言えませんが、最も価格を抑えたGXグレードはどのようなモデルなのでしょうか。

 エントリーグレードであるGXは、機能と装備を厳選したシンプルなモデルとして位置付けられています。シンプルな装備ながらも、ランドクルーザー本来の性能と信頼性はしっかりと確保されています。

 ボディサイズは全長4950mm×全幅1980mm×全高1925mmと、シリーズ共通の堂々としたフォルムを備えています。ホイールベースは2850mmで、265/65R18タイヤと18インチのシルバー塗装アルミホイールを標準装着。

 エクステリアは、機能美を重視した造形で、プロジェクター式LEDヘッドランプやデイタイムランニングランプも採用されています。

 インテリアには、ブラックのファブリックシートを装備。7.0インチのTFTカラーメーターとマルチインフォメーションディスプレイを搭載し、必要な情報を見やすく表示します。

 前席には左右独立の温度調整が可能なS-FLOWフルオートエアコンが備わり、基本的な快適装備も抜かりなく備えられています。

 パワートレインは3.5リッターV型6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力は305kW(415PS)、最大トルクは650N・m。

 トランスミッションには10速ATを組み合わせ、発進時から高速域までリズミカルな走行フィールが楽しめます。WLTCモード燃費は8.0km/Lで、走行シーンを問わず力強く安定した走りを実現しています。

 また、安全装備としてはパーキングサポートブレーキが標準装備されており、前後方の静止物への接近を検知して衝突回避を支援します。

 全グレード共通で採用されたスマートキー測距システムや指紋認証スタートスイッチも含まれており、ベーシックグレードながら高水準のセキュリティ性能を確保しています。

※ ※ ※

 受注再開の際には、機能とコストのバランスに優れたGXへの注目が再び高まりそうです。

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