新車153万円! トヨタ「“商用バンの皇帝” プロボックス」が凄い! ちょうどいいサイズに画期的「紙パックホルダー」&「快適シート」採用! 23年目突入もいまだ人気の理由とは
トヨタ「プロボックス」は、ライトバンでトップのシェアを誇る大人気モデルですが、現在は一般ユーザーからも支持されています。なぜなのでしょうか。
ライトバンの大定番「プロボックス」 何がいい?
トヨタのロングセラー商用バンとして、また商用バンの“皇帝”といわんばかりの強い存在感を放っているのが「プロボックス」です。
それまで販売されていた「カローラバン/スプリンターバン」の後継車種として2002年に登場したプロボックスは、2014年に車両型式が変わるほどの改良を実施しながら(メーカーではマイナーチェンジと呼称)現在でも販売がなされるロングセラーモデルでもあります。

その人気の理由は複数存在していますが、やはりビジネスカーとしての使い勝手に特化しているという部分が高く評価されていることは間違いありません。
取り回しやすいボディに荷室スペースがスクエアで、理想的な荷室パッケージを持っているという点はもちろんですが、運転するユーザーが使いやすいように、さまざまな気遣い装備が採用されています。
例えば、紙パック型のドリンクも置くことができるセンタートレイや、充電ケーブルを挿した状態のスマホなどを置くことができるマルチホルダー、ビジネスバッグをそのまま置けるセンターコンソールトレイ、仕事や食事をするときに便利なインパネテーブルなどが評価されています。
さらに、フロントシートは長時間の運転でも身体への負担が小さいものとなっているだけでなく、リクライニング角度が最大76度まで可能となっていて、車内での休憩や仮眠もしやすくなっているのです。
そしてエントリーグレードの1.3リッターガソリンモデルは、車両本体価格152万9000円から、より上位の1.5リッターのハイブリッドモデルでも182万8000円という低価格もビジネスユーザーにはありがたいポイントと言えるでしょう。
そんな質実剛健なプロボックスですが、近年ではそのタフさに目をつけた一般ユーザーからの支持も集めています。
主にリフトアップやオフロードタイヤの装着といった、アウトドア風のカスタマイズのベースとして選ばれるようになり、アフターパーツメーカーもプロボックス用のアイテムを多くリリースするようになりました。
また、その堅牢なメカニズムやロングセラーということで中古部品なども豊富にあることで、海外からの需要も高く、いわゆる過走行といわれる部類の車両となっても中古車市場で値段が付く(=売却時のリセールバリューが高い)というのもユーザーにとっては嬉しい部分となっています。
このように国内外のさまざまなユーザーから熱視線を集めているプロボックス。
唯一弱点があるとしたら、5ナンバーの小型車ではなく、4ナンバーの普通車の小型貨物自動車ということで、毎年車検(新車時のみ2年)がちょっと煩わしいという点くらいでしょうか。
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。
企業で購入するときに相見積もりが必要なのだが今後どうするのだろう?
同じ車で別の販売会社の見積りが必要になるんだろうな