トヨタ「アルファード“オープン”」がスゴかった! 全長5.3mに巨大化&ド迫力の鉄仮面グリル装着! 斬新5人乗りシート搭載の「エルキュール」どんなモデル?
トヨタ車体は「東京モーターショー2015」に「アルファード エルキュール コンセプト」を出展し、話題となりました。どのようなコンセプトカーだったのでしょうか。
オープンエアを楽しめる「斬新アルファード」とは?
トヨタ「アルファード」といえば、「高級ミニバン」を代表するモデルとなっています。
現行モデルは2023年にフルモデルチェンジした4代目。威厳のあるフロントフェイスへと刷新され、外観は高級感をアップさせつつ、プレミアムな内装とすることで、乗員はゆったりと移動することができます。

2025年1月には一部改良がおこなわれ、プラグインハイブリッド車を追加。さらに、装備を割り切った最安モデルの「ハイブリッドX」グレードのほか、贅沢な4人乗り仕様の「スペーシャスラウンジ」グレードを新設定するなど、さまざまなバリエーションから選べるようになりました。
そんなアルファードですが、かつて非常に斬新なコンセプトカーが公開され、話題となりました。
それが、2015年にデビューした3代目モデルをベースとした「アルファード エルキュール コンセプト(以下、アルファード エルキュール)」です。
アルファード エルキュールは、2015年に開催された「第44回東京モーターショー」で、トヨタの子会社でアルファードの生産・開発なども行うトヨタ車体が提案した“オープン仕様”。
車名の“エルキュール”とは、モナコ公国にあるヨットハーバーの名前とローマ神話ヘラクレスの怪力無双の意味からアルファードのイメージと掛け合わせ命名されたそうです。
トヨタ車体はアルファード エルキュールについて「南欧のヨットハーバーへ向かう途中、心地よい潮風を感じながら仲間とシャンパングラスを傾ける。そんな休日の過ごし方が似合う、開放感に満ちた上質な室内空間を備えたオープンクルーザー」と説明しています。
外観は、“鉄仮面”のような巨大グリルを特徴としており、迫力のあるフロントマスクを装着。トヨタ車体は、「クルーザーのような流麗なエクステリア」としています。
また、車体中央のルーフには、豪華ヨットのウィングのようなパーツが配されたことに加え、車体後部のルーフはキャンバストップになっており、後席の乗客はオープンエアを楽しむことができます。
内装も優雅なデザインを採用。フロアはクルーザーのような木目調となり、シートやドアトリム、インストルメントパネルなどはすべてホワイトとしました。
シートレイアウトは、運転席とその後方に配置された2列目シート、キャビン後方までロングスライドできる助手席、3列目はフラットなデザインのラウンジソファを(2人掛け)搭載。広い車内に5人がゆったり座ることができる仕様となっています。
装飾や室内が拡大されたことにより、全長と全高が拡大。ベース車(全長4945mm-4950mm×全幅1850mm×全高1935mm-1950mm)を上回る全長5265mm×全幅1850×全高1960mmとなり、全長5m超のボディへと巨大化しました。
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東京モーターショー2015で注目を集めたアルファード エルキュールは、残念ながら市販化されることはありませんでしたが、トヨタ車体はその後もユニークなコンセプトカーを発表しています。
2023年に行われた「ジャパンモビリティショー2023」では、前後に開閉するスライドドアを備えたSUVミニバンの「クロスバンギア コンセプト」を出展し、話題となりました。
また今年(2025年)の秋にも「ジャパンモビリティショー2025」が開催される予定です。トヨタ車体がどのようなコンセプトカーを出してくるのか大いに期待されます。
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