日産「フェアレディZ」が“本格SUV”に!? 5人乗りスポーツSUV「フェアレディX」は“GT-R”純正パーツも採用! 日産校の開発した斬新すぎる「意欲作」に大注目!
2023年に開催された「東京オートサロン」では、日産京都自動車大学校がユニークなカスタムカーを発表し、多くの注目を浴びました。
日産「フェアレディZ」がSUVに!
2025年1月にも開催された自動車のイベント「東京オートサロン」。
ここでは個性的なカスタムカーやコンセプトカーが出展されるため、「市販化してほしい」という声が殺到するほど話題になったモデルも珍しくありません。
なかでも2023年に発表された「フェアレディX」というSUVは、とくに多くの注目を浴びた1台といえます。

このフェアレディXは、日産京都自動車大学校の自動車整備・カスタマイズ科の学生が、学習カリキュラムのひとつとして製作したSUVタイプのコンセプトカーです。
“フェアレディX”という名前の示す通り、本モデルは日産の名スポーツカー「フェアレディZ」をモチーフに開発されました。
製作時にテーマに掲げたのは「自分たちのお父さん世代をターゲットとしたクルマ」。
学生たちが自身の親世代が支持するクルマを考えた時、真っ先にフェアレディZが浮かんだといいます。
そして、そのまま2シーターのスポーツモデルを製作するのではなく、「フェアレディZをSUVにするとどんなクルマになるのか」という学生らしい発想から誕生したのが、“フェアレディの名を冠するSUV”のフェアレディXでした。
このフェアレディXのベースとなるのは、日産の大型クロスオーバーSUV「ムラーノ」。
さらにRZ34型フェアレディZ(以下、RZ34)のボンネットやフロントバンパー、フェンダー、ヘッドライトなど純正パーツを移植することで、フェアレディXのフロント側から見た外観は、RZ34をほぼ完全に再現しています。
またリアにおいても、テールライトやリアスポイラーにRZ34のパーツを使用。
通常では、別のクルマのパーツを組み合わせても上手く一体化させたり調和させることはできませんが、フェアレディXでは学生が細かな調整を繰り返すことで、最初からこのデザインだったと思えるほど綺麗な仕上がりを実現しました。
ちなみに、RZ34以外にも日産の純正パーツが活用されており、例えばフロントグリルやドアハンドル部分には「GT-R」のパーツも使われています。
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このようにして完成したフェアレディXは、先述のように東京オートサロン2023に出展され、高い注目を集めるとともに市販化を求める声も聞かれました。
かつて日産には、「スカイライン」のクロスオーバーSUV版となる「スカイライン クロスオーバー」というモデルも存在しました。
そう考えると、今後もしかしたらフェアレディXに近しいコンセプトを持つ新型SUVが誕生する可能性も、完全には否定できません。
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