トヨタの「高級ミニバン」販売終了へ! 最上級の“6/8人乗り”「グランビア」が終焉! 全長5.3m級のビッグな「ピープルムーバー」は豪州でSUVに市場を奪われる

トヨタのオーストラリア法人は2025年2月14日、高級ミニバン「グランビア」の販売を打ち切ると発表しました。どのようなモデルだったのでしょうか。

トヨタの高級ミニバン終了へ

 トヨタのオーストラリア法人は2025年2月14日、高級ミニバン「グランビア」の販売を打ち切ると発表しました。

さよならグランビア!
さよならグランビア!

 グランビアは1995年にトヨタの最上級1BOXミニバンとしてデビュー。駆動方式はFRで、兄弟車「グランドハイエース」とともに、当時高い人気を誇っていた日産「エルグランド」の対抗馬として投入されました。

 2002年に一旦生産を終了しますが、2019年に海外専用の6代目「ハイエース」(300系)をベースにした高級ミニバン「グランエース」をオーストラリアで販売するにあたってグランビアの名が復活しました。

 2代目グランビアのボディサイズは全長5300mm×全幅1970mm×全高1990mm。パワートレインは2.8リッター直列4気筒ディーゼルエンジンに6速ATを組み合わせています。乗車定員は2-2-2の6人乗りまたは2-3-3の8人乗りです。

 今回の販売終了にあたって、消費者ニーズの変化と今後の規制変更が大きな要因だと同社のマーケティング・フランチャイズ事業担当副社長は述べています。

「オーストラリアでピープルムーバー部門は市場全体のわずか1%です。消費者は大型SUVにシフトしています。当初はグランビアを新規制に適合させるべくアップグレードする予定でした。しかし市場状況や販売の低迷からアップグレードを止め、グランビアの廃止を決めました」

 グランビアのスターティング価格は6万5150豪ドル(約630万円)で、2019年発売以来、1000台ほどが売れたそうです。最終の納車は3月に行われる予定。ベース車になっている300系ハイエースは引き続き販売されます。

 なお、日本向けに販売されていたグランエースは2024年4月をもって生産終了となっています。

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