200万円以下! トヨタの「コンパクトSUV」がスゴい! MTあり&「イケ顔」精悍スタイルで超カッコいい! インドの「アーバンクルーザー ハイライダー」とは

トヨタのコンパクトSUV「アーバンクルーザー ハイライダー」とはどのようなクルマなのでしょうか。その成り立ちについて紹介します。

「ヤリスクロス」よりもひとまわり大きな「コンパクトSUV」とは

 トヨタ「アーバンクルーザー ハイライダー」は、2022年7月にインド市場でデビューしたコンパクトSUVです。
 
 どのような成り立ちで生まれたクルマなのでしょうか。

精悍マスクもカッコいい! トヨタのコンパクトSUV「アーバンクルーザー ハイライダー」
精悍マスクもカッコいい! トヨタのコンパクトSUV「アーバンクルーザー ハイライダー」

 アーバンクルーザー ハイライダーは、トヨタとスズキの業務提携によって誕生しました。

 スズキのインド法人「マルチ・スズキ」が開発したコンパクトSUV「グランド ビターラ」をベースに、トヨタ・キルロスカ・モーター(TKM)工場で生産されているものです。

 ボディサイズは、全長4365mm×全幅1795mm×全高1645mm、ホイールベースは2600mm。

 同じトヨタのコンパクトSUVで比較すると「ヤリスクロス」(全長4180mm×全幅1765mm×全高1590mm)よりも一回り大きいサイズ感です。

 エクステリアは「スポーティ&プレミアム」をコンセプトに掲げ、フロントには中央に「クリスタルアクリルグリル」を配置し、ロア部分にはメッシュ調の「ワイドトラペゾイダルグリル」とLEDデイライトを採用。さらに、足元には17インチアルミホイールを装備しています。

 インテリアはブラックとブラウンの配色を採用し、9インチのスマートプレイキャストオーディオ、ベンチレーション付きレザーシート、アンビエントライト、クルーズコントロール、チルト&テレスコピックステアリングホイール、音声アシスタントなどが装備されています。
 
 パワートレインには、トヨタの1.5リッターエンジンにTHS(トヨタ・ハイブリッド・システム)を搭載したハイブリッド仕様が用意され、最高出力85kW(約116PS)を発揮します。

 また「ネオドライブ」と呼ばれるスズキ製の1.5リッター「Kシリーズ」ガソリンエンジン仕様も用意されています。

 このエンジンは、統合型スタータージェネレーター(ISG)テクノロジーが採用され、最高出力は約100馬力を発生します。

 駆動方式は、2WD(FF・前輪駆動)と4WDが設定され、トランスミッション5速MTと6速ATが設定されます。

 安全装備としては、トヨタの「Toyota Safety Sense」が搭載され、プリクラッシュセーフティ、レーンディパーチャーアラート、アダプティブクルーズコントロール、ブラインドスポットモニターなどの先進安全技術が標準装備されています。

 インドでの価格は、114万4000インドルピー(約195万円)からです。

 TKMは2024年11月26日、アーバンクルーザー ハイライダーのインド国内での販売台数が10万台を突破したと発表しました。

 コンパクトSUVの実用性とトヨタのハイブリッド技術を併せ持つクルマとして、市場での人気も順調に拡大し続けているようです。

 日本国内におけるトヨタのコンパクトSUVといえば、「ライズ」や前出のヤリスクロス、そして「カローラクロス」と多数存在しており、現段階ではアーバンクルーザー ハイライダーが国内導入される可能性は非常に低いでしょう。

 ただ一方で、インドで製造されるスズキのコンパクトSUV「フロンクス」が2024年10月より輸入発売を開始し好評を博しており、今後は同様の例も増えていくかもしれません。

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Writer: 佐藤 亨

自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。

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