今年も「スギ花粉シーズン」襲来! クルマにも“悪影響”? 美しいボディを劣化させる可能性も! そのまま“放置”は絶対NGな理由とは
花粉の飛散が始まっています。花粉症を持つ人にとっては非常に辛い季節ですが、実は花粉はクルマにも悪影響を与えるのです。どういった影響があり、どう対策すればいいのでしょうか。
人間はもちろん「クルマ」も花粉対策は必須
花粉の飛散がはじまりました。2月に入るとスギ花粉やヒノキ花粉が飛散する時期に入り、花粉症の人にとってはつらい季節です。
しかし花粉は人だけでなく、クルマにも少なからずダメージを与えます。どう対策すればいいのでしょうか。
![クルマの「花粉」 放置は「NG」[画像はイメージ]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2025/04/20240415_kafun_000.jpg?v=1713172497)
一般財団法人日本気象協会の発表によると、2025年のスギ花粉の飛散開始時期は例年並みとのことです。
2月上旬には九州・四国・中国・東海・関東の一部で飛散がはじまり、2月中旬には関東以西の広い範囲でスギ花粉が飛びはじめるとアナウンスされています。
また、北陸と東北南部は2月下旬、東北北部は3月上旬から中旬頃からにスギ花粉シーズンがスタートすると予測しています。
これはゴールデンウィーク頃まで続くとされており、花粉症に悩まされている多くの人にとってはこのさき数カ月にわたって忍耐の日々が続きます。
ヒトの花粉症の対策は、主にマスクをして花粉を吸い込まないようにしたり、アレルギー用の目薬を挿したり、薬を飲んだりなど、それなりに対処方法があります。
しかし、ヒトと同様に、屋外で使用するクルマも花粉のダメージを受けるため、対策が必要だといいます。
ボディの塗装に詳しい、カーコーティング専門店の担当スタッフは以下のようにアドバイスします。
「スギ花粉は、放置しておくと塗装面に侵食していきます。
通常、ボディコーティングをする前には塗装面の傷や汚れを取り除くのですが、その際、塗装表面のクリア面を研磨していくことになるのですが、花粉がそれよりも深く侵食していると除去できない可能性があるんです。
また、花粉に侵食された部分の塗装面がクレーター状になり、ボコボコした表面になってしまうこともあります。
いずれにしても放置しておくのは百害あって一利なしです。可能な限り、こまめに洗車してあげてください」
このように、付着して放置した花粉は単に除去しづらくなるのではなく、塗装の内側に入り込み、ボディ表面を荒らしてしまうのです。
さらに、塗装を傷めてしまう以外にも、さまざまなトラブルが発生してしまうようです。首都圏にある輸入車ディーラーのサービスフロントは以下のように話します。
「長年、蓄積した汚れにワイパーの付け根の部分や、排水口に花粉が固着して詰まってしまうなどの故障や、詰まりなどのトラブルが起こる可能性もあります。
面倒かもしれませんが、ご自身で手洗い洗車や、ガソリンスタンドの機械洗車でもいいですし、ボディ表面が黄色くなってきたように感じたら洗車するようにしてください」
このように、やはり原因となる花粉を洗車で除去することが一番の対策法であり、必要に応じて手洗い洗車や歯ブラシなどを使って、細かい部分も掃除したほうが良さそうです。
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