価格は50万円差! 全長4.3m前後&最大7人乗りの「小さなミニバン」何が違う? トヨタ・シエンタとホンダフリード、似て非なる個性とは
コンパクトなミニバンとしてトヨタ「シエンタ」、ホンダ「フリード」があります。それぞれにはどのような個性があるのでしょうか。
意外と違うシエンタとフリード! 購入の決め手となるポイントはドコ? エントリー価格は50万円の差があるけど
トヨタ「シエンタ」とホンダ「フリード」は、どちらも最大7人乗りを可能とするコンパクトミニバンです。
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長年競い合ってきたライバルだけあってボディサイズは非常に近く、広い室内空間や荷室が備わる点も共通。
便利な両側スライドドアや後席のロングスライド機構が備わる点なども含めて、基本構成はほぼ同じクルマと言えるでしょう。
しかし両車には、異なる点も意外なほど多くあります。

まず第一に見た目です。
シエンタは基本的にひとつのデザインとなり、グレードや仕様により加飾が異なります。
一方でフリードは、シンプルな見た目の「AIR」とタフな見た目の「CROSSTAR」と異なっています。
またボディサイズは、シエンタが全長4260mm×全幅1695mm×全高1695mm-1715mmホイールベース2750mm。乗車人数は5人・7人を設定。
フリードは全長4310mm×全幅1695mm-1720mm×全高1755mm-1780mm、ホイールベース2740mm。乗車人数は5人・6人・7人を設定しています。
ボディサイズはほぼ変わらないですが、乗車人数は異なり、シエンタは全グレードに7人乗りと5人乗り仕様が用意されます。
フリードは6人乗りが基本となっており、上級グレード「AirEX」のみに7人乗りを。5人乗りはタフな見た目の「CROSSTAR」でなければ選べません。
その代わりフリードは、6人乗り仕様の2列目シートが左右独立のキャプテンシートとなり、左右シート間を前席から3列目までウォークスルーが可能です。
3列目シートの収納方法も異なり、シエンタの3列目シートは床下格納。フリードの3列目シートは左右跳ね上げ格納となっています。
では、それぞれの2列シート車(5人乗り)ではどうでしょうか。
空間寸法としてシエンタは、開口部高さ1070mm×開口部最大幅 1265mm×開口部地上高565mm×荷室高さ1055mmです。
フリードは開口部高さ1260mm×開口部最大幅1080mm×開口部地上高335mm×荷室高さ1355mm。
ここで特筆すべきは開口部・荷室高さ・開口部地上高がフリードのほうが大きく取られている点で、自転車など重く大きなものを積載する際などで差が出てくると言えます。
またフリードでは、フロアボードにより、荷室を分割して使うことも可能です。
※ ※ ※
以上のことから、6人以上が乗る機会が多いならフリードが最適です。
主に5人以下で使用し、ときどき6人以上が乗るような使い方にはシエンタが適しています。
加えて、シエンタはどのグレードを選んでも広い用途に使えるのに対し、フリードは選ぶグレードによって適した使い方が大きく変わる特徴もあります。
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