ダイハツ「小さな“軽”高級車」がスゴイ! めちゃ“オシャ”な本格“レトロ顔”&豪華内装! クラシックスタイルの「ミラジーノ」とは
クラシック風でおしゃれなダイハツの軽自動車「ミラジーノ」は、2009年に生産を終了しましたが、中古車市場では今なお高値で取り引きされています。人気の秘密について探りました。
初代「ミラジーノ」のモチーフは「英国車」じゃなかった!?
クラシック風でおしゃれな軽自動車と聞けば、ダイハツの「ミラジーノ」を思い浮かべる人は少なくないはず。
絶版となって久しい旧車ですが、今なお根強い中古車人気を誇っているといいます。
ガチガチの旧車は車体価格も桁違いだし、維持費が心配でなかなか手が出せない。
手が届くくらいの費用感でクラシックな雰囲気を味わいつつ、実用性も高い車を所有したい……。
ミラジーノは、そんなワガママな望みをかなえてくれる「お手軽旧車」のひとつです。
残念ながら、ミラジーノは2009年に生産を終了しています。
そこで中古車市場を見回してみると、新しめのものでも15年落ちという中古軽自動車とは思えないほどの高価格を掲げるミラジーノが、多数存在するではありませんか。
ミラジーノの歴史をおさらいすると、まずダイハツは1997年に、標準車である4代目「ミラ」の丸型ヘッドランプとテールランプとバンパー下部、ドアミラー、ホイールキャップなどにメッキを施し、ブラウンのインテリアを与えたクラシカルなイメージの「ミラ クラシック」を発売しました。
そして2年後の1999年、5代目ミラの追加グレードという位置づけで「ミラジーノ」(1999年~2004年)を発売。
ダイハツによるとこの初代ミラジーノのフロント周辺のモチーフとなったのは、ダイハツの「コンパーノ」(1963年~1969年)だといいます。
メッキが施されたグリルやライトリング、オーバーライダー付きバンパーなどの装着やホワイトのフロントウインカーレンズを採用し、インテリアもウッドステアリングやウッド調パネル、メッキインナードアハンドルなど、「小さな高級車」ともいえる細部へのこだわりが光ります。
エンジンは64馬力のツインカムターボと58馬力のツインカムの2種類で、ターボモデルのFF車にはオプションでLSDも選択可能。3ドアと5ドア、2つのボディタイプが用意されていました。
ただし初代ミラジーノも、「欧州風で可愛い」と女性ファンを獲得した一方で、「ローバーミニに酷似している」といった声が聞かれるなど、当初はそれほど人気が高いわけではなかったのです。
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