約180万円のトヨタ新型「ハイラックス“ランガ”」公開! カクカクボディ&MT採用!? 斬新「3列7人乗りSUV」も初展示!? インドネシアでお披露目

これは欲しい! 展示された「3列SUV」のハイラックスランガとは?

 今回展示された3列7人乗りSUV仕様のハイラックスランガは、まさにその時代の造りを彷彿させるもの。

 ロングシャシモデルの後部に、居住スペースを形成するシェルを載せて、シートが載せられています。

 またシェル部分にはリアドアが設けられ、リアシートへの乗り降りが楽になっているのも注目ポイントです。

 リアゲートは跳ね上げ式を採用し、大開口部によって大サイズの荷物もスムーズに積載。

 MTBやキャンプ用品を積むなど、レジャーユースでの拡張性も考慮されています。

 ちなみにハイラックスランガSUVでは、ホワイトとフラットブラックの2カラーを提案。

 なお現地メディアによればPT Mekar Armada Jaya (New Armada) というトラック・バスの架装メーカーが製作したもののようです。

 フラットブラック仕様は、まるで軍用車を思わせるようなタフな雰囲気を持っており、日本で発売したらヒットは間違いなさそうです。

 このSUV仕様と併せて、トラックキャンパー仕様の「アドベンチャー」も展示。

 こちらは後部居住部分の壁面が開口し、テントのように居住部分が車外に拡張できるようなっています。

 また運転席上部にバンクスペースを持つなど、本格的なキャンピングカーになっています。

群馬パーツショーで展示された「ハイラックスチャンプ」の架装仕様
群馬パーツショーで展示された「ハイラックスチャンプ」の架装仕様

 群馬パーツショーで車両の説明していたトヨタスタッフによれば、「早ければ2026年以降のIMV0の日本導入を目指したい」ということですが、安全基準や環境性能基準の適合といった課題も。

 さらに、シャシだけといういわゆるトラック状態のこのモデルを日本でどう売っていくかというマーケティングも、まだ手探り状態のようです。

 スズキ「ジムニー5ドア」同様に、海外では着々と販売国を増やしているIMV0。

 今回、インドネシアでの発売にあたっては、最も安いガソリン車グレードが約181万円から、最も高いディーゼル車グレードは約294万円での販売というプライスが付けられました。

 前出の担当スタッフは「可能であれば」と前置きしながらも、日本でもこれに近い価格で販売したい考えです。

 IMV0の“純正カスタムパーツ”はタイで生産されるため、日本市場でどのようなタイプが発売されるかは不透明ですが、ぜひSUV仕様やキャンパー仕様の設定も実現してほしいところです。

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Writer: 山崎友貴

自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に転向。登山やクライミングなどアウトドアが専らの趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて現在も連載中。昨今は車中泊にもハマっており、SUVとアウトドアの楽しさを広く伝えている。

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