タイヤの空気圧からヘルメットのかぶり方まで学べる! ブリヂストン主催「ファミリー交通安全パーク」とは

ブリヂストンとJATRAS(日本交通安全教育普及協会)の共同主催によるイベント「ファミリー交通安全パーク」が2024年9月28日に開催されました。千葉県警とJAF(日本自動車連盟)も協力した催しの模様をお届けします。

ブリヂストンが教える! 安全運転のためのタイヤの知識

 タイヤメーカーとしておなじみのブリヂストンが中心となったイベント「ファミリー交通安全パーク」が2024年9月28日、千葉県柏市にあるショッピングモール「セブンパークアリオ柏」で開催されました。

空気が十分に入った状態と、空気が少ない状態のタイヤを用いて実際に転がし、いかに空気圧というものが大切なのか再認識した筆者(橋本洋平)
空気が十分に入った状態と、空気が少ない状態のタイヤを用いて実際に転がし、いかに空気圧というものが大切なのか再認識した筆者(橋本洋平)

 この催しはJATRAS(日本交通安全教育普及協会)との共同主催で、千葉県警とJAF(日本自動車連盟)も協力して行われました。ブリヂストンが中心のイベントと聞けば、タイヤ関連の販売促進イベントかと思いきや、実は商品の展示はごくわずかしか存在しないところが特徴です。

 これは、タイヤメーカーのリーディングカンパニーとして、交通安全に少しでも寄与したいという思いが込められているのでしょう。だからこそ、ファミリーの多いショッピングモールでの開催なのかもしれません。

 とはいえそこはブリヂストンです。タイヤの知識を少しでも楽しく増やしてもらおうと、タイヤの空気が十分に入った状態と、空気が少ない状態のタイヤを用いて実際に転がしてみることで、いかに空気圧が大切なのかを知ることができるブースを展開。

 筆者(橋本洋平)も実際にそれを体験しましたが、同じ高さからタイヤを転がしてみると、ふたつのタイヤには大きな転がりの差がありました。

 空気が少ないと、燃費が気になるだけでなく、コーナーでフラついたり、偏摩耗を引き起こしてしまったりと良いことはひとつもありません。最近では外気温が急激に下がる日も多く、空気の容積が下がるため気付かぬうちに空気圧が下がっていることもしばしばです。月に一度は点検を忘れずに行いたいものだと改めて思いました。

センター摩耗に注意! 2輪車のタイヤ点検の重要性

 この考え方は2輪車でも同様です。

スリップサインすらなくなってタイヤの内部構造が露出した状態のタイヤも展示
スリップサインすらなくなってタイヤの内部構造が露出した状態のタイヤも展示

 スズキ「Hayabusa」とポケバイにまたがることができる2輪のブースでは、センター部が偏摩耗を引き起こしたり、完摩(かんま)と呼ばれるスリップサインすらなくなってタイヤの内部構造が露出したりした状態のタイヤを展示。2輪用のタイヤは街乗りしているとセンター部ばかりが減る傾向にあり、たまにしか乗らないとそのチェックを忘れがちなので注意したいところです。

 特に久々に乗ったら直線で気持ちよく加速! なんてやっている人たちは注意が必要だそうです。これは身に覚えもあるので、帰宅したらチェックしたいと思いました…。

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