ホンダ新型「N-BOX “SUV”」初公開! “日本一売れてるクルマ”なぜ「軽SUV」に参入? 新型「ジョイ」投入するワケとは
ホンダ「N-BOX」のSUV風のアウトドアモデルとして「N-BOX ジョイ」が追加されます。一体どのようなモデルなのでしょうか。
人気の「軽SUV市場」にホンダが参戦!
ホンダは、新型軽SUVワゴンとして「N-BOX JOY(ジョイ)」を2024年9月27日に発売します。
現行モデルは3代目モデルで、2023年10月に6年ぶりのフルモデルチェンジを果たしました。
現行N-BOXは、従来からの特徴である軽自動車最大級の広い室内空間や高いアイポイントという特徴を受け継ぎながら、ノイズレスな視界を追求して見通しが良く、さらに運転しやすくなっています。
従来に引き続き、標準仕様の「N-BOX」とエアロ仕様の「N-BOXカスタム」をラインナップ。そして今回、第3のモデルとしてN-BOX ジョイが加わることになりました。
新型N-BOX ジョイは、昨今人気となっている、軽ワゴンとSUVをクロスオーバーさせたモデルです。
昨今注目を集める軽SUVワゴン市場ですが、新型N-BOX ジョイを投入する狙いについて、ホンダは2つの理由があると説明します。
ひとつめは、既存のN-BOXユーザーの選択肢を拡大するためです。2011年に初代モデルが登場したN-BOXシリーズは、保有台数が約25.6万台と多くのユーザーが存在しています。
“日本一売れているクルマ”とされるN-BOXだけあって、乗り継ぎユーザーも増加しており、同じ車種に乗り続けることへの抵抗があったり、人と違ったクルマに乗りたいといったニーズが出てきたことを踏まえ、新たなモデルを追加するといいます。
もうひとつは、細分化するユーザーニーズに応えることを目的としているとのこと。
他社も含めて、標準仕様とカスタム仕様に加えて、SUV仕様の派生モデルがラインナップされています。
代表的なのは、スズキ「スペーシア ギア」やダイハツ「タント ファンクロス」、三菱「デリカミニ」といったモデルですが、SUV仕様の軽スーパーハイトワゴンが続々と登場するなか、N-BOXにおいてもシリーズで幅広いユーザーを取り込むべく、SUV仕様が設定されることになったというわけです。
そして新型N-BOX JOYでは、ライバルとは異なる価値を提供します。
タフギア感を強調するライバルに対し、新型N-BOXジョイはアウトドアのなかに「リラックス」を追求。安心で効率的な日常生活をサポートするN-BOXの基本価値に加えて、気楽に心に余裕を持って毎日を楽しむといった新たな価値を目指しました。
外観は、丸目ヘッドライトとフロントバンパーやリアバンパー下部がブラックで囲われたコンビネーションデザインを採用。サイドのドアロアガーニッシュも装着され、アクティブで頼れる“道具感”を表現しています。
足元には、すっきりと自然体でどこにでもなじむようなデザインのホイールを装備。新型N-BOXジョイの「みんなが気軽に使える」という独自性を感じさせます。
内装では、インパネやドア周りの形状は他のN-BOXシリーズと共通ですが、新型N-BOXジョイは汚れを気にせず、おおらかな気持ちで過ごせるナチュラルリラックスなコーディネートを採用。
汚れが目立ちにくいオシャレなチェック柄に、Nシリーズ初となる撥水表皮を用いたシートや、インパネ全体に汚れが気にならないタフネスカラーを採用するなど、アウトドアレジャーに適したインテリアを採用しました。
そんな新型N-BOXジョイの魅力のひとつは、後席を前に倒すと出現する、広大かつ居心地の良いスペースで、足を伸ばしてのんびり過ごすことができる「フラットテラス」という後部の空間です。
通常のN-BOXに対してフロア後端を80mm上げたことによってフラットな床面を実現。リラックスするスペースとして活用したり、大きい荷物も安定して積載できるなど、広く開放的なテラスのようなスペースを最大の特徴としています。
また、荷室下にはフロアアンダーボックスを設置。さらなる収納スペースを確保しました。
ボディカラーは、「プラチナホワイト・パール」「クリスタルブラック・パール」のほか、ルーフをブラックに塗り分けた2トーンカラーとして「ボタニカルグリーン・パール(新色)」「デザートベージュ・パール(新色)」「スレートグレー・パール」「フィヨルドミスト・パール」「オータムイエロー・パール」といった、アウトドアになじむ色が用意されました。
グレードは、自然吸気エンジン搭載の「N-BOXジョイ」と、ターボエンジン搭載の「N-BOXジョイ ターボ」の2種類が設定されます。
鉄チンのホィ‐ルでどこがカッコいいのだ!もうやめてセンスない車作り。