メルセデス・ベンツは2024年6月21日、新型EVミニバン「EQT」のロングホイールベース仕様を欧州で発表しました。
　
　SNSなどではさまざまなコメントが投稿されています。

　EQTは、ルノーとの業務提携によって登場したミディアムミニバン「Tクラス」をベースにしたEV（電気自動車）で、2023年5月に発表されています。

　日本でも販売されているルノー「カングー」シリーズとはコンポーネントを共通しており、実質的に兄弟車です。

　今回発表されたロングホイールベース仕様は、ボディサイズは全長4922mm×全幅1811mm×全高1859mm、ホイールベースは3100mmです。

　標準仕様より全長が424mm、ホイールベースが380mm延長されており、その分、車内空間が広くとられています。

　トヨタの高級ミニバン「アルファード」ほどのサイズ感となるものの、Tクラスはファミリー／レジャーユースを想定しながら、基本設計は商用・乗用どちらにも使えるモデルといったキャラクターで、道具としての合理的な機能性を追求。

　荷室容量（5名乗車時）は828リッターと、標準仕様の551リッターに対して大容量化しており、オプションで2名分のサードシートが設定されたことから、7人乗りも選択可能です。

　さらにロングホイールベースモデルでは、単に全長を伸ばしただけでなく、スライドドアの開口部も広くなっているため、乗降性も向上。

　インテリアでは、セカンドシートとサードシートはすべて個別にスライド・格納・脱着が可能となるなど多彩なシートアレンジを持ち、セカンドシート、サードシートをすべて外せば荷室容量は最大3600リッターと、商用バンと同レベルの大容量スペースを確保します。

　パワートレインは標準仕様と同様、最高出力90kW（122馬力）・最大トルク245Nｍを発生するモーターに、容量45kWhのバッテリーを組み合わせて、一充電当たりの航続距離は282km（WLTPモード）を実現。

　先進機能では、直感的操作を可能にした最新のマルチメディアシステム「MBUX」を採用したほか、レーンキープアシストや交通標識認識、アクティブブレーキアシストなどが標準装備されています。

　価格は4万1613ユーロ（約676万円）からとなっています。

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　SNSなどでも、ロングホイールベース仕様のEQTについてさまざまなコメントが寄せられています。

「日本でもTクラスを販売してほしい」「気になる」「こういうベーシックなモデルでいいんだよ」「欲しいけど右ハンドルの国では難しいのかな」など、日本での展開を期待する声がみられました。

　一方で、「日本で販売されるとしたらかなり高額になりそう」「ベンツだし高いんじゃないのかな」「ベンツが好きな人は欲しいんじゃないかな」といったコメントも投稿されています。